道草/夏目漱石

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新潮文庫

夏目 漱石(1867年2月9日 - 1916年12月9日)は、小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助。江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。帝国大学(現在の東京大学)英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めたあと、イギリスへ留学。帰国後、大学講師として英文学を講じながら、『吾輩は猫である』を雑誌『ホトトギス』に発表し評判になります。 その後朝日新聞社に入社し、『虞美人草』『三四郎』などを掲載。当初は余裕派と呼ばれました。「修善寺の大患」後は、『行人』『こゝろ』『硝子戸の中』などを執筆。晩年は胃潰瘍に悩まされ、『明暗』が絶筆となりました。

『道草』は、朝日新聞に、1915年6月3日から9月14日まで掲載された長編小説。
「吾輩は猫である」執筆時の生活をもとにした漱石自身の自伝であるとされます。私小説風のため、小宮豊隆らからは不評でしたが、これまで漱石のことを余裕派と呼び、その作風・作品に批判的だった自然主義と呼ばれる作家達からは高く評価されました。

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    Jason1208

    2019/06/25

    聞いた話ですが、漱石が亡くなられたとき、『名案(明暗)ついに成らず』と新聞で評されたそうです。

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      ts-r32

      2019/06/25

      いかにも新聞の見出しっぽい評ですね。朝日新聞に188回まで連載されて未完となりましたが、漱石の小説では最長の作品ですね。
      コメントありがとうございます😊

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