MINIATURE CAR (FERRARI)

MINIATURE CAR (FERRARI)

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1947年、元レーシングドライバーのエンツォ・フェラーリによって、モデナ近郊に設立。
1950年のF1世界選手権開幕から唯一参戦を続けるコンストラクターです。
FIA 世界耐久選手権やル・マン24時間レース、ミッレミリアやタルガ・フローリオなどのレースでも活躍し、数々の伝説を残しています。
1969年にフィアット・グループの傘下に入りましたが、2016年にフィアット・クライスラー・オートモービルズ (FCA)から離脱独立しました。
「跳ね馬(カヴァッリーノ・ランパンテ)」の愛称を持つエンブレムは、第一次世界大戦時にイタリア空軍のエースだったフランチェスコ・バラッカが戦闘機に付けていた紋章。その由来には複数の説がありますが、その1つは、バラッカがドイツ空軍機を撃墜した際、その機体にパイロットの出身地シュトゥットガルト市の紋章である跳ね馬が描かれており、バラッカがそのアイデアを頂戴したというもの。
1923年、アルファロメオのワークスドライバーだったエンツォがチルキット・デル・サヴィオで優勝した際、レースを観戦していたバラッカの母親がエンツォに亡き息子のシンボルであった跳ね馬の紋章を使うよう勧めたとされていますが、研究家によっては「英雄の母親とはいえ息子の部隊章の使用許可を与える権限はなく、この話はエンツォの創作ではないか」と考察しています。
1932年、スパ24時間レースに出場したスクーデリア・フェラーリのマシン(アルファロメオ製)に初めて跳ね馬の紋章が付けられました。
ポルシェの社章にも跳ね馬があしらわれていますが、これはポルシェの本社があるシュトゥットガルト市とそれを含むバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章を組み合わせたものです。
フェラーリの「イメージカラー」としては赤(ロッソ)が非常に有名であり、赤がコーポレートカラーというイメージもあるようですが、この色はそれ以前にモータースポーツにおけるイタリアのナショナルカラーであり、アルファロメオやチシタリア、スクーデリア・イタリアなど他のイタリアの自動車会社やレーシングチームでも使用されています。 フェラーリのコーポレートカラーは会社があるモデナ県のカラーである黄色(ジャッロ)で、フェラーリの黄色い外板色の名前は「ジャッロ・モデーナ」と呼ばれています。また「跳ね馬」の社章の背後にもコーポレートカラーがあしらわれていますが、これはシュトゥットガルト市の紋章の背景が黄色だったためです。ポルシェのエンブレムは金色になっています。
本社所在地:イタリア マラネッロ
設立:1947年