KLIMT

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新潮美術文庫 37 クリムト
1975年12月25日発行

グスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862年7月14日 - 1918年2月6日)は、世紀末ウィーンを代表する帝政オーストリアの画家。
赤裸々で官能的なテーマを描くクリムトの作品は、甘美で妖艶なエロスと同時に、常に死の香りが感じられます。また、「接吻」に代表される、いわゆる「黄金の時代」の作品には金箔が多用され、絢爛な雰囲気を醸し出しています。
同時代の多くの芸術家同様、日本や東アジアの文化の影響を強く受けており、特に浮世絵や琳派の影響は、クリムトの諸作品の基調あるいは細部の随所に顕著に見て取れます。
代表作:「ユディトI」、「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」、「接吻」、「ダナエ」

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