海流のなかの島々(上)/ヘミングウェイ

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新潮文庫

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1899年7月21日 - 1961年7月2日)は、アメリカ合衆国出身の小説家・詩人。行動派の作家で、1930年代にはスペイン内戦にも積極的に関わり、その経験を元に『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』などを執筆しました。短編には簡潔な文体の作品が多く、ハードボイルド小説の原点とされています。1954年、『老人と海』が大きく評価され、ノーベル文学賞を受賞しました。

『海流のなかの島々』(Islands in the Stream)は、1950年から1951年にかけて執筆されましたが、生前に出版されることはなく、ヘミングウェイの死後、妻であったマリー・ヘミングウェイによって発見され、1970年に遺作として出版されました。
この小説を構成する3つのパートには元々"The Sea When Young"、"The Sea When Absent"、"The Sea in Being"という副題が付けられていましたが、それらは変遷の後、現在のように"Bimini"、"Cuba"、"At Sea"という副題となりました。4つ目のパートとして書かれた部分は『老人と海』として1952年に出版されました。

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