銀ちゃんのこと ―蒲田行進曲より―
つかこうへい事務所公演
1981年12月11日
紀伊国屋ホール
作・演出:つかこうへい
出演:風間杜夫、柄本明、根岸季衣、平田満、石丸謙二郎、萩原流行、長谷川康夫、酒井敏也
つか こうへい(1948年4月24日 - 2010年7月10日)は、劇作家、演出家、小説家。慶應義塾大学文学部哲学科中退。慶応では学生劇団「仮面舞台」に参加。のちに、早稲田大学の劇団「暫」に関わり、そこで当時早稲田の学生だった三浦洋一や平田満などと出会います。大学在学中からアングラ演劇第二世代の劇作家、演出家として活動を始め、"つかこうへい以前(第一世代)"、"つかこうへい以後(第三世代)"と呼ばれるほどの一時代を築き、1970年代から1980年代にかけて一大 "つかブーム"を巻き起こしました。
つかこうへいには「口立て」という独特の演出法がありました。「作家が机の上で書く台詞は4割。あとの6割は稽古場で役者が自分に書かせてくれるもの」と語っている通り、稽古を重ねるごとに台詞が大幅に変わっていきます。稽古場で役者を観察し、芝居の流れを見ながら頭に浮かんだ台詞を口頭で伝え、役者はその台詞を暗記して稽古を続けます。稽古期間だけではなく、舞台初日から楽日までの間にも役者の成長や観客の反応などを見ながら台詞を変えるため、初日と楽日では演出が異なり、つかファンは必ず初日と楽日のチケットを買い求めると言われました。
「銀ちゃんのこと」は「蒲田行進曲」が1980年11月、紀伊國屋ホールで初演された時からの演題。
「新選組」の撮影中の京都の映画撮影所を舞台に、土方歳三役の俳優・倉岡銀四郎(銀ちゃん)を中心に繰り広げられる人間味溢れる活劇です。クライマックスシーンの10メートルの高さの階段から転がり落ちる「階段落ち」は圧巻でした。1981年12月の公演は風間杜夫が初めて倉岡銀四郎を演じた舞台で、ヤスと小夏は初演と同じく柄本明と根岸季衣でした。
1982年公開の深作欣二監督の映画「蒲田行進曲」では、銀ちゃんを風間杜夫、ヤスを平田満、小夏を松坂慶子が演じています。
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ace
2018/08/08へぇー( ゚д゚)
柄本明だったんだ!
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ts-r32
2018/08/08当時、渋谷ジャンジャンで芝居やってた東京乾電池が「笑ってる場合ですよ!」にレギュラー出演したりして、メジャーになりつつある時期だったと思います。つかの団員ではない柄本がヤスの役を演じるってことで、乾電池の勢いを感じましたねー。
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ace
2018/08/08あの頃から、もう36回も「あけましておめでとう」って言ったんですね…( ゚д゚)
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ts-r32
2018/08/08"あの頃"は学生でした・・・とこれ以上細かく言うと歳がバレるので、この辺で😅
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woodstein
2019/07/27この映画には深作監督とも縁の深い千葉真一、志穂美悦子、真田広之が友情出演していましたが、その起用方法が粋でカッコよかった。あるラジオ番組に出演した真田広之はこの映画のことを尋ねられた際、「自分の出演シーンは僅か2日で撮り終えてしまった」という旨の発言をしていました。実際の撮影自体も粋でカッコよかったわけです。
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ts-r32
2019/07/27出てましたね〜!印象に残っています。かっこよかったです✨
コメントありがとうございます😊
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