破戒/島崎藤村

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新潮文庫

島崎藤村(1872年3月25日 - 1943年8月22日)は、詩人、小説家。本名は島崎春樹。信州木曾の中山道馬籠(現在の岐阜県中津川市馬籠)生まれ。 『文学界』に参加し、ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版。その後、小説に転じ、『破戒』『春』などで代表的な自然主義作家となりました。

『破戒』は、1906年に自費出版した長編小説。被差別部落出身の小学校教師がその出生に苦しみ、告白するまでを描きます。藤村が小説に転向した最初の作品で、日本自然主義文学の先陣を切りました。夏目漱石は、『破戒』を「明治の小説としては後世に伝ふべき名篇也」と評価しました。

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