奥の細道シリーズ 種の浜

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奥の細道シリーズ切手
第10集
種の浜
さびしさやすまにかちたる浜の秋
芭蕉は陰暦八月十六日に敦賀湾の北西部にある色の浜に遊びました。「浜はわづかなる海士の小家にて、侘しき法花寺あり、ここに茶を飲、酒をあたためて、夕ぐれのさびしさ感に堪たり」でした。この句はそのときの感銘をのちに思い起して詠んだもの。須磨は「源氏物語」に「またなくあはれなるものはかかる所の秋なりけり」とあり、古来さびしい秋の情趣の地として有名でした。

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