奥の細道シリーズ 金沢

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奥の細道シリーズ切手
第8集
金沢
あかあかと日は難面も秋の風
「奥の細道」には金沢のあとに「途中唫」と題してこの句が掲げてあります。「長い夏の旅を歩き続けて来て、いま赤々と照りつける残暑の日ざしは、秋などそしらぬ顔だが、さすがに風はもう秋だけに秋風らしい爽やかさが感じられる」という句意で、「古今集」の有名な「秋立つ日よめる/秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行」が芭蕉の頭にあったことは否定できないでしょう。

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