西表国立公園

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第2次国立公園シリーズ
海中の光景
1974年3月15日発行

西表国立公園は、沖縄県西表島とその周辺の島々および海域にまたがる国立公園。1972年指定。
2007年に石垣島の一部が編入され、西表石垣国立公園に改称されました。
西表島、石垣島の両島をはじめ、石垣島と西表島との間にある石西礁湖と呼ばれるサンゴ礁の海域と、その海域に点在する隆起サンゴ礁の黒島、竹富島、小浜島、新城島、西表島南西方の仲の神島などからなります。
西表島は、大規模な照葉樹林に覆われ、河口にはマングローブ林が広がるなど、原始性の高い亜熱帯性の植物相が形成されており、特別天然記念物のイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、天然記念物のセマルハコガメ、リュウキュウキンバト等の希少な生物種が生息しています。
石垣島は、ラムサール条約登録湿地である名蔵アンパルや吹通川のマングローブ林、米原および於茂登岳のヤエヤマヤシやカンヒザクラの自生地などの希少な植物相が見られます。周辺海域には大規模なアオサンゴの群落で有名な白保海域をはじめとするサンゴ礁の海域があります。
石西礁湖は、日本で最大規模のサンゴ礁群であり、360種以上に及ぶ豊富な種類のサンゴが確認された世界的にも貴重なサンゴ礁のひとつです。

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