奥の細道シリーズ 立石寺

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奥の細道シリーズ切手
第5集
立石寺
閑さや岩のしみ入蝉の声
立石寺での作。「奥の細道」に「日いまだ暮ず。梺の坊に宿借り置て、山上の堂にのぼる。岩に巌を重ねて山とし、松栢年旧、土石老て苔滑に、岩上の院々扉を閉て、物の音きこえず。岸をめぐり、岩を這て仏閣を拝し、佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ」とあるとおりで、森閑として物音一つしない山寺、そのむなしいような寂寞の中で、ただ蝉の声だけが一筋、岩にしみ透るように聞こえる。

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