奥の細道シリーズ 尾花沢

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奥の細道シリーズ切手
第5集
尾花沢
まゆはきを俤にして紅粉の花
芭蕉は奥羽山脈を越え、出羽の国尾花沢に着いてしばらく滞在し、人々に勧められて立石寺におもむきます。この句はその道中の句で、道の両側の畑に紅花が一面に莟をふくらませているのを見ての作です。紅花は、葉はあざみに似て高さ一メートル以上になり、黄赤色の管状の花をつけます。当時山形盆地に多く栽培されました。眉掃は、白粉をつけたのち眉を払うのに使う小さい刷毛です。

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