奥の細道シリーズ 平泉 懐古

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奥の細道シリーズ切手
第4集
平泉
懐古
夏草や兵共が夢の跡
芭蕉は仙台から、塩竈・松島・石の巻と歩き、北上川をさかのぼって、平泉へ出ました。大意は「この高館から眺望される平泉の地一帯は、昔、義経の一党や藤原三代の一族らが、功名を夢みたり、栄華にふけったりした跡である。だが功名も栄華もむなしく一場の夢と過ぎ去って、いまはただ夏草が無心に茂っているばかりだ」。人間の営みはすべて一場の夢と化して消えて行く、自然は変わらないのに、という歎息があります。

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