奥の細道シリーズ 福島 早苗

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奥の細道シリーズ切手
第3集
福島
早苗
早苗とる手もとやむかししのぶ摺
芭蕉が、今の福島市の郊外にある「しのぶもじ摺の石」を訪ねたときの感慨を詠んだ句で、大意は「早乙女たちが、早苗をとり田植をしているが、その手つきを見ていると、昔しのぶ摺をした手つきもあんなであったろうかと、昔のことが偲ばれて、ゆかしいことだ」です。初案は「五月乙女にしかた望んしのぶ摺」でした。しのぶ摺は、昔奥州信夫郡から産出した摺絹の一種で、もじれたような模様が摺りつけてありました。

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