奥の細道シリーズ 千住

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奥の細道シリーズ切手
第1集
千住
行春や鳥啼魚の目は泪
江戸から出立のおり、見送りの人々へ留別の句として詠まれたように書かれている句ですが、実際にはのちに作られた句であろうといわれています。去り行く季節の哀感を、人間が悲しんでいるだけでなく、鳥も魚も、そのほかの自然も、ともに嘆き悲しんでいるかのように詠んでいる上に、これから人々と別れ、長い旅に出て行く離別の悲しみを重層的に籠めています。

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