テールフィンの誘惑
アメリカの古き良き時代、1950年代の象徴として最も興奮するのは、フルサイズカーとそのテールフィンです(間違いない)(^^) 私は1950年代にはまだ生まれていませんが、0歳の時に与えられたおもちゃがこれだったので、 車好きとともにテールフィンがインプリンティングされてしまいました(笑) そのせいかミニカーを物色していてもフルサイズにテールフィンを見ると目が💛になってしまいます。 特に1957年のビッグ3のクーペは魅力的です。 全長5mを超える2ドアクーペは今の時代では考えられない贅沢ですね。 テールフィンの元祖はというと、1948年型キャデラックだそうです。 リアフェンダーにはロッキードP-38戦闘機をモチーフにしたというテールフィンが。 このデザインは大きな反響を呼び各メーカーが採用、年々巨大化を競うようになります。 1958年型プリマス・フューリーにも巨大なテールフィンが付いています。 極めつけは、1959年型キャデラック。煌びやかなクロームに巨大なテールフィン。特徴的なテールランプはジェット機の噴射口をモチーフにしたと言われています。 アメリカで一世を風靡したテールフィンは世界中のカーデザインに影響を及ぼします。特に当時、アメリカから様々な技術と文化を採り入れていた日本ではその影響が顕著でした。 1960年式セドリックにもその影響が見られます。 テールフィンは、当時の軽自動車にまでその影響を及ぼしています。父の最初のマイカーだったマツダR360クーペにもテールフィンらしきデザインが見られました。 ヨーロッパでも多くのメーカーがテールフィンをデザインに採り入れました。メルセデスベンツも1959年のW111型Sクラスで採用。合理性至上主義のメルセデスですら 採用するほど当時の流行の凄さを感じます。 アメリカでは1959年を最後にテールフィンが徐々に小さくなっていき1960年代後半になると完全に姿を消します。 1950年代のアメ車はフルサイズ化で価格が高騰し、1960年代に入るとフォルクスワーゲンやダットサンなどの経済的な小型車が北米市場で台頭し、1970年代にはオイルショックなどによりフルサイズに過剰な装備のアメ車は市場競争力を失い、テールフィンは過去の遺物となりました。 個人的には、アメリカの古き良き時代を象徴するアイコンとして、テールフィンを持つアメリカン・フルサイズカーは、幼少期から今に至るまで憧れの対象であり続けています(^^) #コレクションログ #比較 #参考 #思い出
ts-r32
2019/11/122014年、SUPER AMERICAN SUNDAYで。
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ts-r32
2020/06/22ボンネット、ドア開閉
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