佐竹本三十六歌仙絵巻「伊勢」

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切手趣味週間
1960年

佐竹本三十六歌仙絵巻は、鎌倉時代に制作された絵巻物。鎌倉時代の肖像画、歌仙絵を代表する作品。元は上下2巻の巻物で、各巻に18名ずつ、計36名の歌人の肖像が描かれていましたが、1919年に各歌人ごとに切り離され、掛軸装に改められました。旧秋田藩主・佐竹侯爵家に伝来したことから「佐竹本」と呼ばれます。

伊勢(872年頃 - 938年頃)は平安時代の女性歌人。三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。藤原北家真夏流、伊勢守藤原継蔭の娘。情熱的な恋歌で知られ、勅撰和歌集(天皇や上皇の命により編纂された歌集)に176首が入集し、『古今和歌集』(22首)、『後撰和歌集』(65首)、『拾遺和歌集』(25首)では女流歌人として最も多く採録されています。また、小倉百人一首にも歌が採られています。

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