磐梯朝日国立公園

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第2次国立公園シリーズ
磐梯朝日国立公園
以東岳
1963年5月25日発行

磐梯朝日国立公園は、福島、山形、新潟の三県にまたがる国立公園。1950年指定。
出羽三山と朝日山地を含む出羽三山・朝日地域、飯豊山地を主とする飯豊地域、猪苗代湖と磐梯高原・吾妻山・安達太良山を含む磐梯吾妻・猪苗代地域の3地区に分け管理されています。
出羽三山は、山形県村山地方・庄内地方にひろがる月山・羽黒山・湯殿山の総称。修験道を中心とした山岳信仰の場として、現在も多くの修験者、参拝者を集めています。また月山は、国内では数少ない夏スキーを楽しむことができる山です。
飯豊山は山岳信仰の山で、朝日岳とともに高山植物が有名。
裏磐梯は磐梯高原とも呼ばれ、桧原湖、五色沼、雄国沼など風光明媚な観光地で、有料道路・遊歩道も整備され、夏は避暑地として、冬はスキー場として観光客が絶えません。
猪苗代湖は面積が日本4位(淡水湖では3位)の大湖で、北岸近くに野口英世の生家があります。
吾妻山は福島・山形県境に沿って東西およそ20キロメートル、南北およそ10キロメートルにわたって標高2,000メートル級の火山が連なる山塊です。東部の吾妻小富士、浄土平、一切経山などへは磐梯吾妻スカイラインで容易にアクセスできる観光地となっています。
安達太良山は緩やかな山容で登山・トレッキングに人気が有りますが、火口周辺では硫化ガス等火山ガスが噴出する注意を要する活火山です。

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