支笏洞爺国立公園

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第2次国立公園シリーズ
支笏洞爺国立公園
昭和新山
1971年12月6日発行

支笏洞爺国立公園は、北海道にある国立公園。1949年に指定。
北海道南西部に位置し、支笏湖と洞爺湖のカルデラを中心として有珠山、昭和新山、樽前山、羊蹄山など多くの火山、湖沼、温泉があり、北海道内の国立公園の中では最も利用者が多い国立公園となっています。
支笏湖地域、定山渓地域、洞爺湖地域、羊蹄山地域、登別地域の5つに分けられます。
支笏湖地域は、カルデラ湖の支笏湖を中心とする地域で、紋別岳、多峰古峰山、丹鳴岳などの外輪山に囲まれ、風不死岳、恵庭岳、樽前山の噴火により現在の形となりました。支笏湖温泉、支笏湖いとう温泉、丸駒温泉があり、北海道唯一の休暇村があります。
定山渓地域は、溶岩台地の無意根山、空沼岳、札幌岳などによる山岳地形となっており、定山渓温泉や豊平峡温泉があり、豊平峡ダム周辺は紅葉スポットになっています。
洞爺湖地域は、カルデラ湖の洞爺湖を中心とする地域で、湖中央部には火山活動により形成された中島があり、自然林が残されて多くの野鳥が生息しています。有珠山は活発な活火山であり、これまでの噴火活動によって洞爺湖温泉や昭和新山などが誕生しました。
羊蹄山地域は、羊蹄山(蝦夷富士)を中心とする地域で、頂上付近では多数の高山植物を確認することができ、国の天然記念物に指定されています。山麓は湧水・名水スポットになっています。
登別地域は、俱多楽火山周辺の地域で、大湯沼や地獄谷では硫気が噴出して温泉が湧出しており、登別温泉は北海道有数の温泉地になっています。

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