コスチュームジュエリー  ポール・ポワレ

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汐留のパナソニック美術館で開催されている「コスチューム・ジュエリー 美の変革者たち」を観てきました

コスチュームジュエリーとは、
貴金属や宝石といった高価な素材を使用せずに、
ガラスやメタル、時に半貴石などの素材を用い、
衣服との相性を重要視してつくられた装身具です。

富や地位の象徴としてではなく、
あくまでもトータルで美しい装いのための要素として、
そのデザインと着け心地の良さを実現するために、
高い技術と的確な素材選定で制作された。

20世紀はじめ、ポール・ポワレが嚆矢となり、
シャネルによって広く普及したコスチュームジュエリー。
宝石や貴金属といった素材の既成概念から解放され、
優れたデザインや衣服との組合せの魅力によりパリのモード界では不可欠の要素となり、
やがてアメリカへも伝わりました。

「本物の偽物」と呼ばれたりします。

最後の画像は、ポール・ポワレが、奥さんのためにデザインした
《夜会用マスク、ブレスレット「深海」》と名付けられたマスクで、
蛸をモチーフに デザインされている。

1919年、メタリックチュールにガラスビーズとクリスタルガラスで刺繍されています。

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