Ansonia inkstand clock
私の父は、私が6歳の時、事故で亡くなりました。
幼い私の心に刻まれた父の想出は、彼が愛用したデスクの 隅にあった硝子のインクスタンドの輝きとして残っています。
それは、濃いブルーのガラスのインクポットが2個ならんだものでした
午後の陽光を屈折させて輝く鮮やかな光彩が、父の残像と重なって、 70歳をとっくに超えた私の、記憶の奥深くに刻まれているのです。
そのイメージのインク壺を捜し求めているのですが、
未だに巡り逢えないでいる。
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