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  • 184F 板倉 鼎 須美子 展   千葉市美術館  2024年4月~6月
板倉 鼎 須美子  展   千葉市美術館  2024年4月~6月

板倉 鼎 須美子 展   千葉市美術館  2024年4月~6月

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板倉鼎(いたくらかなえ・1901-29)は埼玉県北葛飾郡旭村(現在の吉川市)の生まれ。
1919年(大正8)東京美術学校西洋画科に進み、在学中に早くも帝展への入選を果たします。
1925年(大正14)、ロシア文学者 昇 曙夢の長女須美子(すみこ・1908-34)と与謝野 鉄幹・晶子夫妻の媒酌により結婚。
翌年須美子とともにハワイ経由でパリに留学しました。
須美子は鼎の影響により、1927年(昭和2)頃より油彩画を手がけています。
パリでは斎藤豊作や岡鹿之助と親しみ、アカデミー・ランソンでロジェ・ビシエールに学ぶ。
そして次第に穏やかな写実的スタイルを脱し、簡潔な形と鮮烈な色彩による詩的な構成に新境地を拓き、
1927年、サロン・ドートンヌに初入選した。
一方須美子は、ホノルルの風物を純心な筆致で描き、やはり同展で初入選。
当時の評価は、鼎よりもむしろ高かったという。

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