HAMBURG AMERICAN 玉振り時計
ハンブルク・アメリカン 1883年代~1930年 略称: HAC
ユンハンス社の創業者エアハルト・ユンハンス(Erhard Junghans 1823–1876)が1876年に亡くなると、
彼の未亡人の息子で、ユンハンス社のビジネスマネージャーを務めていたポール・ランデンバーガー(Paul Landenburger)が独立して自身の会社を設立。
1883年、"ハンブル・クアメリカン・ウァーレンファブリック(Hamburg Amerikanische Uhrenfabrik)に社名を変更。
トレードマークは様々なものを使っていますが、
最もよく知られている2本の矢が交差した(クロスアロー)マーク。
創業者ポールがユンハンスで輸出担当だったというキャリアもあって、
製造された時計の殆どはアメリカ向けの輸出品でした。
そのため、アメリカや英語圏ではハンブルク・アメリカン・カンパニーの名で通っている。
初期はユンハンス同様のレギュレイタークロック製造と、
ドレスデンの磁器メーカーと共同したポーセリンクロック製造が中心。
後期になると、目覚まし時計・置き時計などの小品や計器・用具など多岐多種に渡っています。
ご多分に漏れず、他メーカー同様、世界恐慌の煽りを受けて、
1930年頃に結局はユンハンス社と合併しました。