古賀 春江の「海」

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TORIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション  東京国立近代美術館

NHK日曜美術館で紹介された作品の中に、
古賀 春江の「海」を見つけて是非現物を観たいと思った訳です。

作者の春江という名前で、昭和初期に活躍した女性画家が描いた絵画とすっかり思い込んでいましたが、これもまた、浅はかな思い違いでした。

本名:古賀亀雄(よしお)1895~1933
福岡県久留米市の善福寺の住職 古賀正順の長男として生まれる。
大正から昭和初期に活躍した日本の男性洋画家。
日本における初期シュルレアリスムの代表的な画家として知られる。
後に僧籍に入り「古賀良昌(りょうしょう)」と改名した。
「春江」は通称である。

さて本題の「海」は130㎝×160㎝ 1929年
シュールレアリズムの先駆者と言われた古賀春江の代表作の一つだ。
右のモダーンな水着姿の女性像の印象が強く、飛行船、潜水艦、灯台化学工場など等
絵葉書や雑誌の画像をモチーフにコラージュ風に構成されている。(水着の女性以外は、男性的なモチーフが多い)
男性洋画家と言われて私のなかの「海」の価値観は、聊かゆらぐ。
本展に出品されてはいませんが、ファンタジーな名品「煙火」(1927)をUPしました

隣のブースには、杉浦 非水の「銀座三越 四月十日開店」のポスターが並ぶ。
杉浦 非水(1876~1965)日本のグラフィツクデザインの礎を築いた。
1910年、三越呉服店の図案主任に抜擢

38歳で夭逝した天才画家、有元利夫の作品などが並ぶ・・・・

主題やモチーフ、素材、作品が生まれた背景、時代、流派、洋の東西を越えて、自由な発想で組まれたトリオの共通点は様々で、

「モデルたちのパワー」「空想の庭」「日常生活とアート」など、34のテーマに沿って、
各美術館のコレクションから作品をセレクト。
絵画、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像など総勢110名の作家による約150点の作品から組み合わされた34のトリオが、7つの章に分けて紹介される。

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