平安時代へタイムスリップ

0

暫らく前に、照明デザイナーの内原智史氏のセミナーを聴く機会があつた。  金閣寺、銀閣寺、平等院鳳凰堂のライトアップなどを手がけ、

『光の魔術師』と呼ばれるという。   鳳凰堂 悠久の歴史をなんとか表現できないかと考え、 鳳凰堂の前の池に照明を当てた。  池に反射された光により

浮かび上がる鳳凰堂を見た時、自らが一番に見とれてしまい、建物ではなくその奥の本質を照らすことが大切という考えに至ったという。  

強く印象に残った話であった。

平等院鳳凰堂は、平安時代の摂政・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が、極楽浄土を現世に再現しようと試みた壮麗な寺院。

平安時代の美の集大成、 現代日本の美意識の基本であることを確認する。  

寺院と言うより「極楽浄土」を見せるためのテーマパークと言った方がピッタリな雰囲気で、 平成の大修理で蘇った

 

Default