miniature carriage clock with repeater sc-005  New York  Jan Skala    1989年7月

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the newyork jewelry center の並び、ダイヤモンド商が軒を連ねるユダヤ人街。

特有の黒い帽子、長い黒のコート、 縮れた長いもみあげ。 それにリボンを付けている人、 
ゾロゾロ・ゾロゾロ いる。

NY マンハッタン 5AV.47st  
陽も大きく傾いた時刻。 雑踏の中でこの店を見つけた。 

「ワ~すごい」 ウインドゥ 越しに, たくさんの時計が陳列されている。  
すべて私の世界の時計たちだ。

入り口のドアーは今閉まったばっかり。 
トントンとノックするのだが知らんぷり。  

間をおいてもう一度ノック。 ノックは段々強くなる。 
ヤット扉迄やって来て、手のひらを顔の前でゆっくり振る 
「ダメダメ、店は閉めた。あした、明日」と言っているのだ。 

かれこれ10分ほど押し問答をしただろうか、  
結果 非情にも、ウインドゥの明かりはプツンと切られてしまった。

翌日、フィラデルフィア行きの予定を変え、Jan Skala のショップへ再訪した。

いくつも欲しいものがあったが、画像の miniature carriage clock with repeaterを入手した。  

7.3㎝h ブレゲ針、 
裏蓋を開かずにネジを巻けるように 曲面ガラスに丸穴が2ケ所、穿かれている。 

リピーターも、ガラスを抜いてインセットされている。

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