と言うことで、ちょっとよりみち エリエル・サーリネン

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19世紀末から20世紀にかけて、

ロシアからの独立を目指していたフィンランドでは、民族の伝統に立ち返り、

それらを近代社会の中で再生させようとするナショナル・ロマンティシズムの高揚が見られた。

芸術全般に亘って展開されたこうしたムーブメントにおける、一つの結晶というべき建築作品が、1919年に完成したヘルシンキ中央駅である。

設計を担当したのは、後にアメリカへ渡ったエリエル・サーリネン(1873~1950)である。

アールデコの魁のようなデザインである。

3月20日に国連による世界幸福度ランキングが発表され、
フィンランドが4年連続1位となりました。

フィンランドといえば、サンタクロース、オーロラ、ノキア、サウナ、マリメッコ、ムーミンなど、
人口 550万人の小国ながら、日本人にも馴染みのあるものが多い北欧諸国の1つです。

2018年に初めて幸福度ランキングで1位になったことで、
世界的にもフィンランド人のライフスタイルやその精神性について関心が高まった。

さて、’22.05.07 日経報、

フィンランドのサンナ・マリン首相は、

ロシアのウクライナ侵攻により安全保障環境などフィンランドにかかわる「すべてが変わった」と述べ、
NATO加盟に傾いていることをにじませた。
ロシアと約1300キロメートルの国境を接するフィンランドは、
複雑な歴史から欧州連合(EU)には加盟しながらも軍事面では中立を保ってきた。

NATOに加盟してこなかったのはロシアを過度に刺激しないとの配慮があった。

しかし今般の、ウクライナの主権を尊重せず国際法に違反するロシアの振る舞いに
「今までのような関係を続けることはできない」と語った。

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