Douchine(serpentine shape) case carriage clock #2 FRNCE cc - 147

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私がcarriage clockを、最初に購入したのは、1968年のこと。
実に50数年経ちました。
新橋・古典屋で、 価格は確か10.000円だったと記憶しています。
コーニスタイプの一般的な意匠のフランス枕でした。

しかし、琺瑯の文字盤の美しさや、カリッ・カリッと鍵を巻くと動き出すテンプの動きの「美しい機械」を飽かず眺めていました。 
大変幸せな時間でした。

画像のこのフランス枕は、つい最近ネットオークションで購入しました。
価格は1万円弱。ムーブメントはオーバーホールが必要ですが、それでも蘇るでしょう。

一時期は、このタイプの枕時計でも10万円位の値が付いていたでしょう

国内では、欲しいものに出会えないと言う理由からですが、
私のコレクションの過半は、サザビーズなどの海外オークションハウスで入手しました。
その意味では、私もボーダレスの魁 ???

さて、現在の状況を広く見渡しますと、
英米のプロパーレベルのアンティークマーケットは、 情報と物流のボーダレス化により、圧倒的にe-コマースが支持され、
サザビーズやクリスティズなどのエスタブリュッシュはマーケットを奪われている状況だ。

水が低きに流れるように、ボーダーレス化した世の中の自由主義経済の帰結したところか。

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