Gustave Moreau  ギュスターヴ・モロー(1826~1898) L'Appavition(出現)

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わが家の ギュスターヴ・モロー  「L'Appavitio (出現)」

象徴主義の巨匠、ギュスターヴ・モロー(1826~1898)

1870年に普仏戦争が勃発。
7年ぶりに参加した76年のサロンで、
サロメが洗礼者ヨハネの首を求める聖書の一場面を、作例のない構成で描き出した《出現》《ヘロデ王の前で踊るサロメ》で一躍評価が高まる。

ローマ・ギリシア神話、聖書、古典絵画、英雄伝説、文学、東方美術などの徹底的な研究に基づいた史実を描くと同時に、
自身の想像によって装飾性に富む幻想的な作品世界を生み出した。

ファム・ファタル(男性を死の世界へ導く宿命の女)サロメのイメージは、
世紀末の芸術家たちにも影響を与えた。

このモローが、アンリ・マティスを創作の世界へと導いた。

1903年に世界初の個人美術館「国立ギュスターヴ・モロー美術館」がパリに開館

2019年4月~ パナソニック汐留美術館で「ギュスターヴ・モロー展」が、
14年ぶりに開催されました。

最後の画像は、モローの自画像です。

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