緑川洋一 「古時計百種百話」-1 &-2   バイブルでした   続き

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緑川洋一(1915~2001) 岡山市で歯科医を務め乍ら、戦後の写真史に名を刻む。 掲載した画像は 瀬戸内賛歌シリーズの1枚で、

まさに「光の写真家」の面目躍如ですね。「撮影時間は暗くなった方が光の帯は鮮やかになる。暮れて、新聞がかろうじて読める程度がいい」と述べている。

さて、「古時計百種百話」-1(昭和48(1973)年刊) 見たとたんに釘付け!! 何度も読み返し、暗記してしまうほど、バイブルでした。

古時計が私の手元に入った時には、多くは動かない。全部ばらして清掃し、すり減ったところを磨き、悪い部分は取替える。
部品がないときは自分で歯車など手造りする。
かくして生命を蘇らせる。 
欠けた歯車を直すんだと友人に話したら、「お前は歯医者だから、入れ歯は得意でしょう」・・・そのとおり。

私はと言えば、歯医者ではない。   
お願いして、生命の蘇るのを待つばかりである。
 
「古時計百種百話」-2 (昭和51年刊) 「精密さで勝負、イギリス枕」の項。 
枕元に置く時計、枕時計の最高がフランス枕だ。 
イギリス製の枕時計も通称はフランス枕。  
イギリス製は、フランス製以上に精密で、いわゆる手造りの時計だ・・・ 古典屋提供 と記されている。

古典屋 →  緑川洋一さんの線が繋がった。     
イギリス枕、どこかに有るはず、とチェックして見てるのだが出てこない。 
?? その内に・・・・です。   
あっ!  そうか、MAPPIN WEBB はイギリスだったっけ・・・・ あった・あった!

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