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小説 服部金太郎 「黄金の刻」
7月1日 日経新聞「リーダーの本棚」欄で、
セイコーグループ会長/服部真二氏が紹介されています。
「ハート・オブ・ビジネス」や「Human kind 希望の歴史」などの座右の書に加えて、
セイコー創業者 服部金太郎の生涯を描いた小説 楡 周平 著「黄金の刻」が紹介されていた。
早速入手・すかさず読了してしまいました。
今までにも、同社の社史や年代記的な文章は幾度か目にしているのだが、記録を数字や文字で辿った無味乾燥なものに過ぎませんでした。
が、この「黄金の刻」は、服部金太郎の人間そのものを見事に蘇らせています。
現代に続く時代背景も、リアルな表現で古臭さがない。著者 楡 周平 の筆力の賜物。
読後、「フ~ッと一息」 久しぶりに血の通った良い小説に会えたなと感嘆しています。
画像の柱時計は、精工舎初期・石原町工場時に製造された八角時計
一家に一台というニーズで、柱時計や置時計が広まり
一人に一個のニーズで、懐中時計や腕時計が普及した。
東向島のセイコー資料館は、現在、THE SEIKO MUSEUM GINZA に継承されています。
さて、TPOに合わせて時計を着替える現代・・・
携帯で済むので、
時計をしないことが若者の間ではおしゃれ感覚になってもいる。