サヴィル・ロウとは?

サヴィル・ロウ(Savile Row Street)は、世界中のファッション通から憧れられるイギリスの有名な仕立て屋が立ち並ぶ、イギリス・ロンドン中心部にあるメイフェアのストリート。全長約500mの通りだが、敬意と憧れを込めて「黄金の道(Golden mile of tailoring)」と呼ばれている。また、日本語でビジネススーツを表す「背広」の語源とも言われている。
1800年代から仕立て屋が集中し、サヴィル・ロウのテーラーで仕立てるのが世界中の紳士の憧れとなった。老舗のヘンリープール(Henry Poole & Co)や、ギーブス&ホークス(Gieves&Hawkes)、ノートン&サンズ(Norton & Sons)などが名を連ねる。
ビートルズ(The Beatles)が創立した「アップルコアレコード会社(Apple Corps Ltd.)」もサヴィル・ロウの中にあったため、ナッターズ(Nutters of Savile Row)で仕立てたスーツを着用していたという話は有名。

READ MORE

ロック魂を注入!LOUD GARDEN(ラウドガーデン)が提案するスパイス効いた服作りとは。_image

ロック魂を注入!LOUD GARDEN(ラウドガーデン)が提案するスパイス効いた服作りとは。

ファッションライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第6回。今回は王道のなかに遊び心とスパイスを効かせるテーラー・LOUD GARDEN(ラウドガーデン)岡田亮二さんを訪ねてきました。

オーダースーツ、ジャケットにオススメの生地ブランド9選_image

オーダースーツ、ジャケットにオススメの生地ブランド9選

靴や洋服にブランドがあるように、生地にもブランドが存在する。各ブランドごとに産地や使用する素材、製造過程の違いで得意とする生地もさまざま。

今回は、数ある生地ブランドの中から英国生地を中心にご紹介。英国生地が豊富に揃うテーラー「Loud Garden」のクリエイティブディレクター岡田亮二氏のコメントを交えてお届けする。

実力テーラーが語るスーツ・ジャケット談義。ドレスダウン時代の楽しみ方とは_image

実力テーラーが語るスーツ・ジャケット談義。ドレスダウン時代の楽しみ方とは

着なれない人にとっては堅苦しいイメージもあるかもしれないジャケット。実は仕事モードのオンにも休日のオフにも使える、そのうえ羽織るだけで気分も印象も上げてくれる頼れるアイテムなんです。

今回は、ジャケットを知り尽くした三賢者が登場!かつて起こった紺ブレブームや、映画007の俳優のかっこいい着こなしまで、話題も豊富にいかにジャケットを楽しめば良いのかを語ります。これを読めばジャケットファッションの系譜までわかるかも!? 

英国老舗の正統派スタイルを踏襲。指折りの仕立て職人・BLUE SHEARS(ブルーシアーズ)久保田博のブレないテーラリングとは。_image

英国老舗の正統派スタイルを踏襲。指折りの仕立て職人・BLUE SHEARS(ブルーシアーズ)久保田博のブレないテーラリングとは。

紳士服のオーダーメイドに憧れる人ならば知っているだろう、イギリス・ロンドンのサヴィル・ロウストリート。老舗高級テーラーが軒を連ねるその土地で修行を積み、腕利きのビスポークテーラーとして活躍しているのが久保田博さんだ。修行時代から今まで一貫してブレることのない久保田さんの職人としての仕事について倉野さんがインタビューしてきました。

後世に残したいヘンリープールの燕尾服。秘められたストーリーを紐解く_image

後世に残したいヘンリープールの燕尾服。秘められたストーリーを紐解く

ロンドン在住の音楽家、渡邉さんがイギリスのヴィンテージ事情をレポートする本連載。今回は燕尾服を紹介します。演奏で使用する燕尾服を探して見つけたのは、サヴィル・ロウ最古のテーラー「ヘンリー・プール(Henry Poole)」の名品でした。

英国の名マーチャント「HARRISONS OF EDINBURGH(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)」特集_image

英国の名マーチャント「HARRISONS OF EDINBURGH(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)」特集

ミューゼオ・スクエア編集部の高橋です。ジャケットやスーツを仕立てる際、間違いなく一つの楽しみと言えるのが生地選び。今回は英国の名マーチャント「HARRISONS OF EDINBURGH(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)」の服地コレクションの中から、春夏向けと秋冬向けにいくつかピックアップして紹介します。

モダンな生地に注目。FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)の生地特集_image

モダンな生地に注目。FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)の生地特集

ミューゼオ・スクエア編集部の高橋です。ジャケットやスーツを仕立てる際、間違いなく一つの楽しみと言えるのが生地選び。今回は英国フランネルの代名詞「FOX BROTHERS (フォックスブラザーズ)」の服地コレクションの中から、春夏向けと秋冬向けにいくつかピックアップして紹介します。

テーラリングにはゴールがない。ビスポークテーラー「SHEETS」森田智が追求する、人と布との関係_image

テーラリングにはゴールがない。ビスポークテーラー「SHEETS」森田智が追求する、人と布との関係

服飾ジャーナリスト・倉野路凡さんによる連載「日本の実力派テーラーを訪ねる旅」では、倉野さんが今気になっているテーラーの方々の工房へお邪魔し、テーラーを目指したきっかけから立ち上げまでの流れを服作りのこだわりと共に伺っている。

今回は、ビスポークテーラー「SHEETS」森田智さん。

ふんわりと穏やかな空気を纏いながらも、ハングリー精神が見え隠れする。そんな森田さんの服作りについて探っていく。

硬軟自在に操る美しい線。「BESPOKEMAN」テーラー金子勝の着る人に寄り添う服作り_image

硬軟自在に操る美しい線。「BESPOKEMAN」テーラー金子勝の着る人に寄り添う服作り

服飾ジャーナリスト・倉野路凡さんによる連載「日本の実力派テーラーを訪ねる旅」では、テーラーの方々の工房へ実際にお邪魔し、現場の作業を見学しながら服作りのこだわり、テーラーを目指したきっかけから立ち上げまでの流れなどを伺っている。

今回は、銀座にアトリエを構える「BESPOKEMAN(ビスポークマン)」のカッターでありテーラーである金子勝さん。

「型紙の設定の違いがハウスカットと日本で呼ばれるものになるかと思いますが、実際にはオーダーされた方の価値観と世界観を足して作り上げていくものだと考えています」と金子さん。取材が進むにつれ、テーラーの技術だけでなく、着る人に寄り添った服作りの姿勢と彼の人柄も見えてきた。

「MUUSEO WORKWEAR SNAP!」 第1回 BESPOKEMAN 金子勝さん_image

「MUUSEO WORKWEAR SNAP!」 第1回 BESPOKEMAN 金子勝さん

各分野のプロフェッショナルの仕事着にフォーカスした連載「MUUSEO WORKWEAR SNAP!」

作業を効率的に行うため、そして自分の美学を貫くため。選びぬかれた仕事着には必然から生まれる美しさが備わっています。これがプロフェッショナルたちのリアルな仕事着。第1回はテーラー「BESPOKEMAN」を営む金子勝さんを紹介します。研ぎ澄まされた仕事の奥行きをお楽しみください!

RECOMMEND

国島×アジャスタブルコスチューム|オリジナル純国産ツイードができるまでの道のりと、羊飼いの思い_image

国島×アジャスタブルコスチューム|オリジナル純国産ツイードができるまでの道のりと、羊飼いの思い

尾州で最も古い歴史を持つ毛織物メーカー「国島」代表・伊藤核太郎さんと、国内外に熱狂的なファンがいるクラシックファッションブランド「アジャスタブルコスチューム」オーナー兼デザイナー・小高一樹さんのおふたりがタッグを組んだ、Muuseo Factoryコラボレーション企画「Classic Norfolk Jacket」。

日本の羊飼いの熱い思いに共感し立ち上げた国島のプロジェクト「The J.SHEPHERDS」に別注した純国産ツイードを使用し、小高さんのデザインで作製されました。

今回は、服飾ジャーナリストの飯野高広さんがおふたりを取材し、J.SHEPHERDSに参画する羊飼いの皆さんの思いや立ち上げまでの道のりとともに、アジャスタブルコスチュームオリジナルの国産ツイードが完成するまでをお届けします。

純国産ツイード誕生までの背景とノーフォークジャケットの由来。「Classic Norfolk Jacket」完成記念Liveレポート_image

純国産ツイード誕生までの背景とノーフォークジャケットの由来。「Classic Norfolk Jacket」完成記念Liveレポート

尾州で最も古い歴史を持つ毛織物メーカー「国島」代表・伊藤核太郎さんと、国内外に熱狂的なファンがいるクラシックファッションブランド「アジャスタブルコスチューム」オーナー兼デザイナー・小高一樹さんのお二人がタッグを組んだ、Muuseo Factoryコラボレーション企画「Classic Norfolk Jacket」。

おふたりを引き合わせた服飾史家の中野香織さんをお迎えし開催した、完成記念Liveの配信模様をレポートします。

日本の牧羊業の現状や羊飼いの熱い思い、ノーフォークジャケットの誕生秘話など、「Classic Norfolk Jacket」にまつわる様々なことをお話しいただきました。

生地にもディテールにも確かな「理由」 と「思い」がある「Classic Norfolk Jacket」がついに完成_image

生地にもディテールにも確かな「理由」 と「思い」がある「Classic Norfolk Jacket」がついに完成

尾州で最も古い歴史を持つ毛織物メーカー「国島」代表・伊藤核太郎さんと、国内外に熱狂的なファンがいるクラシックファッションブランド「ADJUSTABLE COSTUME(アジャスタブルコスチューム)」オーナー兼デザイナー・小高一樹さんのおふたりがタッグを組んだ、Muuseo Factoryコラボレーション企画「Classic Norfolk Jacket」。

日本の羊飼いの熱い思いに共感し立ち上げた国島のプロジェクト「The J.SHEPHERDS」に別注した純国産ツイードを使用し、小高さんのデザインで作製されたノーフォークジャケットがついに完成しました!

今回は、服飾ジャーナリストの飯野高広さんが小高さんに取材し、こだわり抜いたデザインやディテール、このプロジェクトにかけた思いをお届けします。

ガンジーとアラン、それにフェアアイル。今尚、英国ニットに惹かれる_image

ガンジーとアラン、それにフェアアイル。今尚、英国ニットに惹かれる

学生時代から思い入れがあり、今また日常の相棒として頼りになっている英国ニット。

しばらくスーツばかりの生活を送っていたが、ここ最近ニットの出番が多くなってきた。外出が減り家で作業することが増えたからか、ジャケットの代わりにカーディガンやニットベストを羽織っている。ジャケットほど肩に力が入らず、かといってスウェットやパーカーほどゆる過ぎず、今の生活にちょうどいい。