ヴィンテージアイテムを毎日のファッションに取り込んでみると、きっと流行だけではないぶれない何かを手に入れることができるはず。
当シリーズでは、茅ヶ崎の「STONE FREE」、江ノ島の「ACE GENERAL STORE」、恵比寿の「54BROKE」など、こだわりを持った古着屋へ訪問し、それぞれのメッセージを伝えていきます。
目指すは洋服が循環する社会。茅ヶ崎の古着屋「STONE FREE」を営むサーファー夫婦が伝えたいメッセージ
湘南の中心に位置する神奈川県・茅ヶ崎市。
1年を通して海からの温かい風が吹くシーサイドタウンは、サザンオールスターズや加山雄三、ブレッド&バターなど著名な歌手たちを生み出したことで知られている。また、70年代から始まったジャパンサーフカルチャーの発祥の地としても有名だ。
そんな茅ヶ崎の街に、サーフカルチャーの色を強く感じさせる古着屋「STONE FREE」はある。地元の人に人気の飲食店や雑貨屋が立ち並ぶ茅ヶ崎・一中通りの途中、ビーチまでは徒歩で数分という絶好のロケーション。
卸は通さず、通販もしない江ノ島の古着屋「ACE GENERAL STORE」。大事にしていることは、「時代と感性、そして仲間」。
観光客で賑わう湘南・江ノ島。そのど真ん中に一風変わった古着屋がある。
平日でも沢山の人が訪れる商店街から1本道を入ると、日本離れしている建物が目に入る。非日常への一歩を踏み出すかのように扉を開けると、木が基調となった店内にはレコードが流れており、温かみを感じる電気が灯っている。
40年来のコレクターから古着屋に転身。恵比寿の古着屋「54BROKE」が受け継ぐ「当たって砕けろ」の精神
恵比寿ガーデンプレイスを抜け白金方面に少し歩いた閑静な住宅街の中に、コレクター垂涎のヴィンテージ古着を扱うショップがある。
リーバイスのデニムジャケット、Ralph Lauren(ラルフローレン)のドロップ品に、ヴィンテージのハワイアンシャツ。普通の古着屋なら、手の届かない壁面上部にあるようなアイテムが「54BROKE」には所狭しと置かれている。