#イギリスでヴィンテージの扉を叩く
なぜ英国のヴィンテージに惹かれてしまうのか。生地や革の質、デザイン、歴史など様々な魅力の側面を持つ英国ヴィンテージ。このタグでは、イギリス本国のヴィンテージマーケット、靴職人やテーラー、ヴィンテージコレクションをお持ちの方など、ヴィンテージに情熱をもつ人々にまつわる記事をお楽しみいただけます。彼らの技術・歴史・思想を知ることでヴィンテージの世界への扉を叩いてみませんか?
![唯一無二の1960年代スタイルを愛する紳士にその魅力を聞く_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/12/28/11/17/08/9022288f-57c9-420c-984b-e030b16dcaf7/file.jpg)
唯一無二の1960年代スタイルを愛する紳士にその魅力を聞く
普段私たちが何気なく着ているスーツ。いつ頃誕生して、どのような道のりを歩んで来たのでしょうか。
スーツの祖先に当たる「サックスーツ or ラウンジスーツ 」が出現したのが19世紀後半のこと。田舎などで着用するカジュアルウェアという位置付けでした。20世紀に入ると急速にその地位を上げ、各時代を象徴するようなスーツのスタイルも生まれました。
本連載「紳士服タイムトラベル ー ヴィクトリア朝から1960sまで」ではスーツに焦点を当てながら、当時の服装を愛し、日常的に着用して生活している方々にお話を伺い、紳士服の歴史における代表的な時代を切り取ります。
本連載の最後となる今回は1960年代にタイムトラベルします。スーツの歴史の中でも唯一無二といえるほど特徴的な60年代のスタイル。今回は60年代の強烈な個性に魅せられたLee Morrison(リー・モリソン)さんにお話を伺います。
リーさんはミューゼオスクエアへの登場は2回目で、【共通項は実用性。Instagramで話題のヴィンテージコレクター「Lee Morrison」インタビュー】ではご自身の貴重な靴コレクションと靴への愛情を語って頂きました。前回のインタビュー記事でも触れましたが、リーさんはイギリスはノッティンガムでバーバーを経営され、ヴィンテージ・シューズやヴィンテージ・スーツに並々ならぬ情熱を注がれています。フォロワー2万人を超えるインスタグラムのアカウント(@bespokeaddict)を通してご自身のこだわりの詰まったコーディネートを披露されています。
本記事ではリーさんのアイコンともいえる60年代のスーツの特徴や魅力を語って頂きます。
![「伝説」と称されるシューメーカー、Nikolaus Tuczek(ニコラス・トゥーシェク)。_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/27/25/82f56702-0d6c-4ac6-bfc3-14fb69db99a7/394fb1b1d69c43a5b760ed6113d14da0.jpg)
「伝説」と称されるシューメーカー、Nikolaus Tuczek(ニコラス・トゥーシェク)。
John Lobb(ジョンロブ)、George Cleverley(ジョージクレバリー)、Henry Maxwell(ヘンリーマックスウェル)、Peal & Co.(ピール&コー)など、名だたるビスポークシューメーカーを輩出してきた英国。
上記のメーカー製のヴィンテージシューズはコレクターの興味の中心に常にあるものですが、Nikolaus Tuczek(ニコラス・トゥーシェク)製の靴は、その美しさ、作りの細かさ、希少さのため別格の扱いを受け、一生に一足は手に入れたいといわれるほど、コレクターの憧れの的になっています。
今回は伝説のシューメーカー、ニコラス・トゥーシェクの靴の魅力をご紹介します。
![ロンドンで古着を探すなら。ヴィンテージ・コレクター一押しマーケット4選_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/27/29/278386c0-9f01-4e1c-b788-ed2eca4541e6/file.jpg)
ロンドンで古着を探すなら。ヴィンテージ・コレクター一押しマーケット4選
昨今、古着を探す方法はヴィンテージショップ、アンティークマーケット、インターネットやインスタグラムなど多岐に渡っています。
インターネットで安価で簡単に購入が出来るため、ショップやマーケットの重要性を疑問視する声も上がっています。
個人的にはショップやマーケットに実際に足を運んで、たくさんの品物の中から良質な古着を探し出す作業に無常の喜びを感じ、様々なショップやマーケットに通っています。今回は私がロンドン近郊で必ず訪れるアンティークマーケットとマーケットをまわるコツをご紹介します。
![紳士の装いを支えてきたハットの王様。シルクトップハットの歴史と美しさ_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/27/26/21fab82a-df1d-4ad6-b86e-951e0c68a309/file.jpg)
紳士の装いを支えてきたハットの王様。シルクトップハットの歴史と美しさ
英国には伝統的な装いを纏う機会(行事)がいくつかある。ロイヤルアスコットもその一つ。イギリス王室主催の由緒正しいイベントらしく、紳士淑女たちはドレスアップして競馬の祭典を盛り上げる。
その紳士の装いに欠かせないのがトップハット。中でもひときわ歴史の古いシルクトップハットは、気品ある光沢で紳士の装いを支えてきたハットの王様だ。
ロンドン在住の若き音楽家、渡邉さんもその美しさに魅了されたそう。
![共通項は実用性。Instagramで話題のヴィンテージコレクター「Lee Morrison」インタビュー_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/27/23/9a16ac87-6d43-4ec1-9250-4b48dca6e7b6/0c6da0724ccd429dafb185c07b60e70b.jpg)
共通項は実用性。Instagramで話題のヴィンテージコレクター「Lee Morrison」インタビュー
英国には数多くのヴィンテージコレクターがいます。その中でも一際異彩を放つのがLee Morrison(リー・モリソン)さんです。
リーさんはノッティンガムで理髪店を営む傍ら、ヴィンテージのスーツやジャケット、靴の収集を行なっています。彼の理髪店はヴィンテージシューズが飾られてあり、レコードから流れる音楽を聴きながらゆったりとヘアカットが楽しめるようになっています。
100足以上のヴィンテージシューズを所有する彼は、自分で靴の修理もしてしまう稀有な存在。そんなリーさんに、「なぜヴィンテージシューズを収集するのか」お話を伺いました。
![名高きブーツメーカーPeal & Co。その知られざる歴史を紐解く_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/27/26/3a3f75b3-0bdf-4a39-b083-7dcd80bf8761/file.jpg)
名高きブーツメーカーPeal & Co。その知られざる歴史を紐解く
英国のヴィンテージを掘り下げていく本連載。今回は1791年に創業して以降、174年に渡って世界各国の著名人に靴を作ってきたブーツメーカー「Peal & Co.(ピール&コー)」の歴史を掘り下げます。
当時どのような体制で靴を製造していたのか。なぜBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)との既成靴が生まれたのか。創業者サミュエル・ピール氏直系の子孫にあたる方へお話を伺いました。
![古びた靴に新たな未来を。ロンドンの靴職人たちが魅せる美しき技_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/27/19/d5ad20ac-ab4c-402d-9fdd-51586a68ec15/file.jpg)
古びた靴に新たな未来を。ロンドンの靴職人たちが魅せる美しき技
イギリスのヴィンテージ事情をレポートしていただく本連載。今回はロンドンに根を張る日本人靴職人に、ヴィンテージシューズの修理を依頼した様子を紹介していただきます。週末ともなればアンティークマーケットが日常的に開かれているロンドン。しかし、意外なことにヴィンテージの洋服を安心して預けられる職人は少ないようです。