優美なカーブが美しい革靴や堅牢さとエレガントさを兼ね備えた革カバン。素晴らしいレザー製品を生み出すには、まず質の良い革が必要です。
このシリーズでは、美しい革をどんな風に作っているのかを探りながら、さまざまな革を紹介していきます。染色工場のカナメやなめしを行う栃木レザー、革を扱う革問屋の方々へのインタビューを通して、革の魅力や奥深さに迫ります。
![革づくりの真髄を知る](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/15/03/47/aabaf6dc-a776-4c5f-99b0-64247a363fec/file.png)
![いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/29/04/66ef132d-0963-4271-b5eb-cec5a11c64cd/file.jpg)
いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで
ワニ革を始めとした爬虫類革は、「エキゾチックレザー」とも呼ばれる。今回訪れた藤豊工業所は、エキゾチックレザーの専門タンナー。
ワニ革をなめすことができるのは、世界でも20数社、日本では6社しかないといわれる。そんな希少なワニ革をなめす工程を見学させてもらうとともに、工房で実際の製品になった姿も見せてもらった。革の王様ともいわれるワニ革を中心に、未知なるエキゾチックレザーの世界を取り上げる。
![最高品質のヌメ革を作る、栃木レザーを工場見学!職人の技がささえるなめしの真髄にふれる_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/28/07/e5d1e98e-9de0-4c4f-be3e-509417ed97aa/file.jpg)
最高品質のヌメ革を作る、栃木レザーを工場見学!職人の技がささえるなめしの真髄にふれる
動物の皮をくさらない革へと変化させる「なめし」の主流は、化学薬品を使って短時間で仕上げる「クロムなめし」。世の流れに逆らうように、天然由来のタンニンを使い、じっくり時間をかける「植物タンニンなめし」にこだわるのが、今回訪れた栃木レザーだ。
完成まで、全20~25工程、実に6カ月もの期間を要する。伝統的な植物タンニンなめしの製造工程の中に、革新を生み出す、職人の心意気と革づくりの真髄を見た。
![究極の革をもとめて、東京レザーフェアへ! 撥水(はっすい)レザーから馬ヌメまで、「極めのいち素材」の上位入賞革を徹底紹介!_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/28/25/88232dbc-aebb-4bbc-ad0d-653481975666/file.jpg)
究極の革をもとめて、東京レザーフェアへ! 撥水(はっすい)レザーから馬ヌメまで、「極めのいち素材」の上位入賞革を徹底紹介!
半年に一度2日間にわたって開かれる東京レザーフェアは、全国の皮革業者が集う革の祭典だ。今回は、革にまつわる趣向をこらしさまざまなイベントや展示が行われる、第93回東京レザーフェアに取材を敢行した。その中で、革業者がこだわり抜いた渾身の一枚を競い合う、「極めのいち素材」に注目した。
![革の表情を自在にあやつる魔術師。染革工場カナメの染色、加工の匠の技にふれる。_image](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2021/03/01/14/28/22/2cfce968-d78e-4668-a7ef-4a8ba68669e8/file.jpg)
革の表情を自在にあやつる魔術師。染革工場カナメの染色、加工の匠の技にふれる。
革の素材としての良し悪しは、タンナーのなめしの力が大きい。しかし、革の見た目の表情や質感は、なめしの後の、仕上げの工程によって大きく左右される。
染革工場カナメは、革の染色や加工といった仕上げのプロ。これまで、たぐいまれなる技術力と感性によって、独創的な革を手がけてきた。革の表情を自在にあやつる魔術師、染革工場カナメの匠の技を、とくとご覧あれ。