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オーストリア生まれたのPEZ(ペッツ)は、キャラクターの可愛さと種類の多さから、瞬く間に世界中にファンを作り、そしてコレクタブルアイテムになりました。
このシリーズではPEZファンでもありJapan PEZ Gatheringを主催する井上雅明氏の解説によりPEZの集め方や分類方法、過去のペッツの名品の図鑑などさまざまな角度からPEZの魅力に迫ります。

PEZの楽しみ方
PEZの楽しみ方 (第1回)
「集める」こと。「集まる」こと。5000本のPEZを集めたコレクターが語る2つの楽しみ方_image

「集める」こと。「集まる」こと。5000本のPEZを集めたコレクターが語る2つの楽しみ方

PEZ(ペッツ)。
そのお菓子の構造は非常に単純だ。
キャンディーを収納し、手で持つ部分である「ステム」。頭部分の「ヘッド」。その2つを合わせて「ディスペンサー」と呼ぶ。PEZの醍醐味は、何と言ってもディスペンサーの種類が豊富なことだろう。アニメのキャラクター、映画の俳優、乗り物など、数え切れないほどのディスペンサーが世の中に存在する。その数に比例するように、世界中にはたくさんのPEZコレクターが存在する。
そんなPEZを14歳から集めはじめ、今では5000本を所有するPEZコレクター井上さんに「PEZの世界」についていろいろと聞いてみた。

PEZの楽しみ方 (第2回)
【図鑑】ディズニー・キャククターPEZ_image

【図鑑】ディズニー・キャククターPEZ

ディズニーキャラクターがペッツに登場したのは1960年代。一番初めに登場したのは世界中で知らない人はいないであろうミッキーマウス。
その後、様々なキャラクターが登場し、現在でも人気のあるシリーズである。

最新の映画はもちろん、映画公開を記念して販売されるペッツも多く、ペッツファンだけでなくディズニーファンからの人気も高い。
中でも楽しみ方として注目して欲しいのはミッキー・ミニー・ドナルドなど、何度もモデルチェンジされている商品である。
販売当初から比べると、もはや全く異なるほどの変化もあれば、細やかな変化までその違いを楽しむことが出来る。

また、自分が好きな映画キャラクターはコンプリートして並べれば映画の世界観が味わえるなど、ペッツファンでなくとも楽しめるのが特徴である。そして、近年ではプリンセスシリーズなど流行に合わせたシリーズの販売も行われており、ペッツの流行に対する対応力も注目である。

PEZの楽しみ方 (第3回)
【図鑑】CartoonキャククターPEZ_image

【図鑑】CartoonキャククターPEZ

カートゥーン ネットワーク(CARTOON NETWORK)はアメリカを本拠地に世界展開を行っているアニメ専門チャンネルであり、そこから生まれたアニメキャラクターたちをカートゥーンシリーズと呼ぶ。カートゥーンは長寿番組が多く、中には映画化されて、映画自体もシリーズ化される超人気作品もある。そのことから、一つのキャラクターでも映画のシリーズ公開に合わせてプレミアがついた商品が多く存在し、全てをコンプリートすることが難しい作品もある。しかし、数が多いからこそ並べたときの快感や達成感は他のシリーズに比べてより得られるに違いない。キャラクター自体も可愛らしいビュジュアルと、豊かな表情がとても魅力的なシリーズである。

PEZの楽しみ方 (第4回)
【図鑑】ホリデーシリーズPEZ_image

【図鑑】ホリデーシリーズPEZ

ホリデーシリーズとは、季節限定ペッツのことである。主に”クリスマス・シリーズ”(12月)、”バレンタイン・シリーズ”(2月)、”イースター・シリーズ”(3月)、”ハロウィン・シリーズ”(10月)の4シーズンのシリーズがある。季節限定なので、その季節に買わなければ次の年まで入手困難になってしまう。さらに、森永ではなく輸入商品は海外で販売されてから日本に入ってくるまでの時間差があるためペッツファンは情報収集が欠かせないシリーズだ。中には、季節限定に加えてクリスタルバージョンや光る商品も登場し、よりプレミアがついたペッツも存在する。ホリデーシリーズはキャッチーな見た目からお部屋の飾りやプレゼントにもなるためペッツファンでなくとも人気が高い。

PEZの楽しみ方 (第5回)
【図鑑】日本限定発売のPEZ_image

【図鑑】日本限定発売のPEZ

日本で販売されているペッツには2種類あり、輸入商品と森永製菓が販売している日本発の商品である。森永製菓がPEZの販売開始したのは1972年10月。1971年に菓子類の輸入が自由化された日本で、Disneyキャラクターのお菓子を販売していた森永製菓に話を持ち込んだのがそもそもの始まりである。森永ペッツは、森永から販売キャラクターの提案を行い、商品化されるという流れである。日本発の森永ペッツは海外でも人気があり、その背景には日本アニメ・キャラクターの人気がある。更に森永ペッツはディズペンサーにも柄がある事もあり、海外ペッツに比べてより可愛らしさが加わった商品となっている。他にもキャラクターの再現度にも提唱があり、そのリアルさからキャラクターファンからの人気も高い。やはり日本人にとって馴染みの強い商品の方が愛着が湧きやすいのではないだろうか。

PEZの楽しみ方 (第6回)
【図鑑】オールド(ヴィンテージ)PEZ_image

【図鑑】オールド(ヴィンテージ)PEZ

1948年に最初のペッツディスペンサーが登場し、現在に至るまでに多くのキャラクターヘッドのペッツが販売された。その中には、製造中止になってしまったキャラクターやモデルチェンジを繰り返すほど現代でも人気のキャラクターなどペッツの運命も様々である。古いペッツや製造数の少なかったペッツほど入手困難となっており、一般的に1987年以前製造の足のないペッツを”オールド・ペッツ”と呼ぶ。しかし、現在販売されているペッツも20年後にはオールドと呼ばれるに違いない。また、1990年代以前に販売されたペッツをオールドと定義するなど、その定義は曖昧であることも多い。そのため、”オールド・ペッツ”の定義は一般的には1987年以前の製造商品であるが、確実に今後増え続ける、注目のシリーズである。

PEZの楽しみ方 (第7回)
PEZ(ペッツ)の歴史_image

PEZ(ペッツ)の歴史

「PEZ」。
1949年に喫煙者向けのキャンディーとして販売が開始され、1952年に現在でもお馴染みのキャラクターヘッドがついたPEZが販売された。驚くことに、PEZは50年以上も規定の形を変えずに販売され続けいているのである。種類もマニアでも把握しきれないほど存在し、コレクションのゴールは全く見えない。それでもPEZに惹かれる理由とは。誕生の歴史から、種類の区分方法、魅力を徹底解説。

PEZの楽しみ方 (第8回)
【対談:前半】大好きなPEZ(ペッツ)コレクションに、僕らがハマる理由。_image

【対談:前半】大好きなPEZ(ペッツ)コレクションに、僕らがハマる理由。

1927年にオーストリアで生まれたキャンディーであるPEZ(ペッツ)。ドイツ語のPfefferminz(ペパーミント)を頭文字である「P」、中央に位置する「E」、最後の「Z」を繋げてPEZと命名されたお菓子は、その可愛さや種類の多さから、世界中にファンがいる。
日本でも有数のPEZコレクターである2名を迎えてのPEZ対談。基本的なPEZの楽しみ方から、通好みのハマるポイントなどを聞いてみた。これからPEZを集める人も、すでにPEZを集めている人も120%楽しめるPEZ対談になっています!

PEZの楽しみ方 (第9回)
お気に入りのPEZ(ペッツ)コレクションの公開、そして未来のPEZに期待すること。_image

お気に入りのPEZ(ペッツ)コレクションの公開、そして未来のPEZに期待すること。

盛り上がってきたPEZ対談もいよいよ後半。
二人が持ってきた「お気に入りのPEZ」を大公開。珍しいPEZから、何でこれが?と思わせるPEZまで。そして話は、PEZの未来について。これからのPEZに期待することを、熱く語ってみた。
「あのドキドキ、ワクワクは中学時代から変わらない。そして、これからも変わらないで欲しい」
僕らの願いは、とても単純だった。