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京都人が贔屓にする京都生まれの道具たちを紹介するシリーズです。
京都では伝統を残す街並みの中で高い技術と創造性をもつ職人たちが魅力的なモノを生み出し続けています。
今回スポットを当てたのは台所道具。製作者の思いを知ることで、道具を使うのがより楽しくなります。
京都で伝統と革新にチャレンジしてモノづくりに取り組む人々と産み出されるモノたちを紹介しています。WESTSIDE33の銅製段付き鍋、京都おはし工房の御箸、清課堂の純銀含綬鳥文急須など。

京都の台所道具見本帖
鍛金工房 WESTSIDE33の銅製段付き鍋。使い込みたくなる調理道具。_image

鍛金工房 WESTSIDE33の銅製段付き鍋。使い込みたくなる調理道具。

繰り返す日々を、おいしいコーヒーからスタートする。お気に入りのお店の味を再現してみる。大好きな料理を極めてみる…そんな風に、小さい幸せをたくさん生み出す台所。思い入れのある道具なら、なおさらその喜びは大きく膨らんで、最良の隠し味になる。
WESTSIDE33の銅製段付き鍋は、そんな“隠し味”を求める人を満足させる、京都の台所道具のひとつ。

手に馴染み、美しい「京都おはし工房」のお箸。日々を共にする究極の道具_image

手に馴染み、美しい「京都おはし工房」のお箸。日々を共にする究極の道具

「道具」は、その役割を果たし、使う人の手に馴染み、もちろん使いやすく、そして欲を言うなら、ふと目に入った時に、しばし眺めていたくなるような美しさを持っていて欲しい。
物心ついた時からほとんど毎日、日に何度も使う箸は、間違いなく日本人が最も手にする「道具」であり、京都おはし工房の「豹麗木(ひょうれいぼく)」は、先のすべてを満たす究極の道具である。

手編みが生み出す造形美。辻和金網 コーヒードリッパーの魅力_image

手編みが生み出す造形美。辻和金網 コーヒードリッパーの魅力

週末の夜、コーヒーを淹れながら「いつも通りの慌ただしい一週間だった」と振り返る。
そして、いつも通りの日々を鮮やかに彩ってくれた事柄を思い出し、じっくり反芻する。コーヒーの香りが広がるにつれ、心も満たされていく。そんな濃密な時間をさらに豊かにしてくれるのが、「辻和金網」の手編みコーヒードリッパーだ。

開化堂が手がける、優美で機能的な手作り銅製茶筒の魅力_image

開化堂が手がける、優美で機能的な手作り銅製茶筒の魅力

茶筒とは、茶葉を入れる道具ではなかったか? そう思いながらも、絹よりなめらかな肌触りが心地良く、すべすべと撫でることを止められない。親指と中指で蓋を挟んで静かに引き上げ、落とし蓋の役割を担う中蓋をそっと取り出す。茶葉を使ったら中蓋を戻し、蓋を胴の口に少しかけて手を離す。すると静かに、静かに蓋が落ちていき、ぴたりと閉まるのだ。あまりにぴたりと閉まるので、まるで蓋が胴の一部に変化した瞬間を目撃してしまったような驚きがある。極めてシンプルな姿形の中に、一晩中語れそうな魅力が詰まっている、それが開化堂の茶筒である。

1,300年前の意匠に想いを馳せながらお茶をする。 ロマンが詰まった清課堂の「純銀含綬鳥文急須(じゅんぎんがんじゅちょうきゅうす)」_image

1,300年前の意匠に想いを馳せながらお茶をする。 ロマンが詰まった清課堂の「純銀含綬鳥文急須(じゅんぎんがんじゅちょうきゅうす)」

触れたいけれど、触れられない。強く惹かれるその世界を壊してしまいそうだから、触れずにいよう。子供の頃にはそんな感情がもっと近くにあったような気がするけれど、ここしばらく忘れていた。それを一瞬で思い出させてくれたのが、清課堂の銀の急須、「純銀含綬鳥文急須」だ。

毎日だしを取るのも、時々のおもてなしにも。 愉しんで使いたい、田邊屋の「かつお節削り器」_image

毎日だしを取るのも、時々のおもてなしにも。 愉しんで使いたい、田邊屋の「かつお節削り器」

毎朝鰹節を削り、だしを取る−−−そんな暮らしに憧れつつ、三日坊主になりはしないかと思うと手が出ない。そんなイメージを取り去ってくれたのが、乾物屋の老舗・田邊屋。今回は「京都台所道具見本帖」番外編、「かつお節削り器」の使い方。