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コーヒー、紅茶、中国茶。どの器で飲むかによって、ありふれたひと時が最高のティータイムになります。このシリーズでは、大原千晴先生の講座による銀器の歴史の解説をはじめ、ファイヤーキング、シルバーのティーセット、茶壺、スターバックスのタンブラーの紹介など、ティータイムがより豊かになる記事をご覧いただけます。

最高のティータイムを過ごす
銀器の歴史をアンティークショップ「ジェオグラフィカ」で学ぶ_image

銀器の歴史をアンティークショップ「ジェオグラフィカ」で学ぶ

今回は銀器の美しいだけじゃない、歴史的、文化的背景についてもう一歩足を踏み入れて覗いてみたい! ということで、目黒にあるアンティークショップ「ジェオグラフィカ」の英国銀器講座を取材しました。いつもの突撃レポートとはちょっと違うアカデミックなテイストでお届け。

シルバーのティーセット。ひとりで姿勢を正し、紅茶を味わいたくなる相棒_image

シルバーのティーセット。ひとりで姿勢を正し、紅茶を味わいたくなる相棒

Muuseo編集長・成松が自身の愛用品をひっそりと語るこの連載、今回は白銀に輝くティーセットについて。100年以上前に作られた銀器からは、背すじがスッと伸びるような歴史が感じられます。

1,500個のスターバックスのタンブラー、マグカップで世界旅行。コーヒーを味わいながら世界を回れるリッチな旅の楽しみ方。_image

1,500個のスターバックスのタンブラー、マグカップで世界旅行。コーヒーを味わいながら世界を回れるリッチな旅の楽しみ方。

Malmo、Buenos Aires、Riyadh。
これらは世界の都市の名前である。左からマルメ(スウェーデン)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リヤド(サウジアラビア)。これらの国を全て訪れるのは大変だが、ちょっとした旅行気分を味わえる物がある。それが世界中のスターバックスで販売されているご当地タンブラー、マグカップだ。世界65ヵ国で展開(2015年9月時点)している世界中のスターバックスで、その都市限定のタンブラー、マグカップを入手することができる。

日本だと東京、埼玉、京都、金沢、沖縄などの地域限定で発売されているタンブラー、マグカップが存在する。記憶に新しい物だと、2015年5月にオープンした鳥取のスターバックス第一号店でも、鳥取県の限定マグカップが販売されている。初日の開店前には、限定グッズを求めて長蛇の列ができるほどの人気である。

「ご当地限定のタンブラー、マグカップには、その土地のランドマークや名所などが描かれている。鳥取の物には、砂丘とラクダが描かれています。その土地で、何が有名なのか一目で分かる点がいいですね」

そう答えるのは、1999年からスターバックスのタンブラー、マグカップを集めているUtsumiさんである。世界中に存在する地域限定タンブラー、マグカップを集め、現在ではその数は約1,500点にものぼる。そんなUtsumiさんに、世界中のスターバックスで限定販売されているタンブラー、マグカップを集める魅力を尋ねてみた。

中国茶器の茶壺(ちゃふう)。日々の手入れで艶が生まれる_image

中国茶器の茶壺(ちゃふう)。日々の手入れで艶が生まれる

澄み切った味わいと繊細な香りが特徴の中国茶。今回は、そんな中国茶を楽しむための茶器「茶壺(ちゃふう)」を紹介します。かわいらしい猪の見た目の茶壺には職人の手仕事が見て取れます。

アメリカを感じるレトロなヴィンテージ・テーブルウエア。ファイヤーキングの魅力を訪ねて。_image

アメリカを感じるレトロなヴィンテージ・テーブルウエア。ファイヤーキングの魅力を訪ねて。

人気を集めているヴィンテージ雑貨は多数あるが、その中でも日常にフィットするテーブルウエアとして愛好家が多いファイヤーキング。温かみのあるオールドミルクガラスに惹かれるファンが、日本でも数多く存在する。今回は趣味が高じて雑貨店を経営、店舗でファイヤーキングの販売もされている遠藤さんへ、その魅力を語っていただいた。

ファイヤーキングは夫婦共通の趣味。アメリカンなインテリアに囲まれながら、今日もコーヒーを。_image

ファイヤーキングは夫婦共通の趣味。アメリカンなインテリアに囲まれながら、今日もコーヒーを。

お気に入りの食器で食べる食事や、ホッと一息つける一杯は格別なもの。今回は家庭の中で使っている食器の半分以上がファイヤーキングというTomozoさん夫婦に、その魅力を語っていただいた。

アジア最大のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2018」で学ぶコーヒー器具最前線!_image

アジア最大のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2018」で学ぶコーヒー器具最前線!

2018年9月26日から28日にかけ、東京ビッグサイトで行われたスペシャリティコーヒーと最新コーヒー器具の展示イベント「SCAJ2018」を取材しました。
当記事では、AI技術を駆使した最新のハイテク器具から、毎日のコーヒータイムが楽しくなるような拘りの抽出器具まで、コーヒー器具事情の最前線を紹介します。

放浪のバー「TWILLO」オーナーに伺う、オールド・バカラグラスの魔力。_image

放浪のバー「TWILLO」オーナーに伺う、オールド・バカラグラスの魔力。

1764年の設立から今日まで「一流」として各時代の王侯貴族を魅了してきた高級クリスタルブランド、バカラ。

そんな王者の風格漂う最高級グラスで上物の一杯を楽しめるバーが夜な夜な東京の路上に現れるという。

酒の取り扱いは常時1種類のみ。価格は客が決めるというなんとも規格外の流浪のバー「TWILLO」。

ただでさえ非日常感たっぷりなのに、さらにその世界観構築に拍車をかける要素の1つがバーカウンターにずらりと並んだバカラグラスだろう。

いつもの路上を一流の大人の社交場へと変えてしまう魔性のグラス、バカラの魅力をオーナーである神条さんに聞いてみた。

スターリングシルバーの歴史と定義、お手入れの秘訣。_image

スターリングシルバーの歴史と定義、お手入れの秘訣。

1本置いただけで、食卓の雰囲気がガラリと変わる。スターリングシルバーには、そんな独特な美しさがある。

エレガントな意匠、凝った細工、珍しい造形。そして何よりスターリングシルバーの放つ、優しい輝き。

この記事では、意外と知られていないスターリングシルバーの定義や歴史を掘り下げつつ、長く付き合っていく為のお手入れ方法について紹介する。

ポーリッシュポタリーをはじめとする中欧・東欧の雑貨を集め続けて分かったこと_image

ポーリッシュポタリーをはじめとする中欧・東欧の雑貨を集め続けて分かったこと

日本では、北欧雑貨が人気だ。では、中欧・東欧の雑貨と聞いて思い浮かぶものがあるだろうか?あまりイメージが湧かないのが正直なところ。今回はポーリッシュポタリーをはじめとする中欧・東欧のグッズを集めている橋下さんに魅力について聞いてみた。

気分はまるで考古学者。アンティーク・シルバースプーン収集のススメ。_image

気分はまるで考古学者。アンティーク・シルバースプーン収集のススメ。

食事をするだけならば、大量生産されたステンレスのフォークやスプーンで事足りる。そんな時代においても、シルバーのカトラリーに魅了されるのはなぜだろう?

眺めて磨いて、また眺める。アンティークのシルバーカトラリー、とりわけイギリス製のスプーンを収集している服飾ジャーナリストの倉野路凡さんに、そのコレクションを見せていただきました。

アンティークを日常に。紅茶を味わいながら時代の交錯を楽しむ_image

アンティークを日常に。紅茶を味わいながら時代の交錯を楽しむ

実用性の高さだけを求めるのであれば、最新アイテムにすればいい。なのにあえて古かったり、手のかかったりするモノを選び、使い続ける理由とは何か。ミューゼオ・スクエア編集長の成松が、モノの持つ魅力や自分なりの楽しみ方をゆるりと綴ります。