マドラスチェックとは?

マドラスチェック(Madras check)とは、インドの南西部マドラス地方(現在のチェンナイ)で織られていた錦織物に使用される多彩な格子柄のこと。草木染で染められ、にじんだ色模様が特徴で、洗濯でも柄がにじんでしまうことがあるが、それを楽しむ織物でもある。
日本でも1970年代に流行していたが、アイビー映画の代表作で1973年に発表された『アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)』の中で、リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)がマドラスチェックのシャツを着用していたことが日本でのブームの追い風となり、1980年初頭のアイビーブームの頃に大流行を見せた。

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実力テーラーが語るスーツ・ジャケット談義。ドレスダウン時代の楽しみ方とは_image

実力テーラーが語るスーツ・ジャケット談義。ドレスダウン時代の楽しみ方とは

着なれない人にとっては堅苦しいイメージもあるかもしれないジャケット。実は仕事モードのオンにも休日のオフにも使える、そのうえ羽織るだけで気分も印象も上げてくれる頼れるアイテムなんです。

今回は、ジャケットを知り尽くした三賢者が登場!かつて起こった紺ブレブームや、映画007の俳優のかっこいい着こなしまで、話題も豊富にいかにジャケットを楽しめば良いのかを語ります。これを読めばジャケットファッションの系譜までわかるかも!? 

ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち_image

ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち

会うたびに異なる色柄のストールを巻いていたり、トラウザーズの裾からカラフルなソックスがチラりと見えたり。初対面の人でも、特にファッションの話をしようと思っていない人でも「それ、キレイな色ですね」と自然に言わせてしまう。

倉野路凡さんの小物使いは、人の緊張感を解いてパッと明るくしてくれる。

長年、服飾ジャーナリストとしてクラシッククロージング業界で活動し、2020年には『The three WELL DRESSERS』を執筆。日本のテーラー界でも名が知られており、倉野さんに取材をしてもらいたいと依頼がくるほどだ。

今回は、そんな倉野さんに春夏に使う美しい色柄の小物コレクションを紹介してもらった。ページ後半では、倉野さんのファッションルーツの鍵となるアイテムも登場。

いつだったか「もし僕が道端で倒れても、可愛いモノを身につけていれば助けてもらいやすいでしょ?」と笑いながら話されていたのを思い出す……。コレクションを見ると、その冗談も的を得ているような気がしてくる。

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対談:ビートルズ・レコードを集める楽しさ

おそらく、世界中で最も名前が知られているロックバンド「The Beatles」。
1960年にThe Beatlesとして活動をスタートし、1970年の解散までの間に、数多くのレコードを制作。各国ごと、レーベルごとに多種多様なレコードが発売され、同じタイトルのレコードでも、全く異なるレコードジャケットが存在する。
そんなビートルズ・レコードを数多く集めているショーン黒田さん、ディスクユニオン新宿店ロックレコードストアの店長である藤村さんに、あらためてビートルズ・レコードの魅力を語ってもらった。

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【前編】靴好きの3人が思いのままに語る革靴談義。僕らが靴のとりこになった理由。

チャーチ、ジョンロブ、エドワードグリーン、オールデンなどなど、往年の名作靴について思いのままに語るこの企画。今回は、ファッション業界でもかなりの靴好きとして知られる、ジャーナリストの飯野高広さん、倉野路凡さんに靴談義を繰り広げてもらいました。靴を肴に何時間でも語り合えてしまうというお二人、お題は初めて買った1足から始まり、購入時のマイルール、愛用靴へのこだわりの磨き方など話は尽きず(笑)。これを読めば80年代ごろからの革靴の系譜が分かっちゃいます! さて、まず前編は、靴との衝撃の出合いを果たしたお二人の青春時代まで遡ります。

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ポケモンカード・コレクター、サトヒノ×ソラ対談「僕らがポケモンカードを集める理由」

2019年で登場から23周年を迎える「ポケモンカードゲーム」。2018年3月時点で累計出荷枚数は全世界で257億枚以上。日本を代表するトレーディングカードゲームだ。

近頃、ポケモンカードの人気が爆発している。2018年12月7日に発売された拡張パック「タッグボルト」においても、初回入荷分は購入制限をかけたり、予約販売で対応するカードショップが相次いだ。

今回はコレクションに焦点をあて、未所持カードは全シリーズ合わせて約130種類というコレクターのサトヒノさんと、伝説のポケモン「ルギア」を愛しルギアのカードやグッズを無限収集(上限を決めずに収集すること)しているソラさんの対談をお届けする。

ポケモンカードをコレクションする楽しさはどこにあるのだろう?

対談では、初期のめずらしいカードから、SNSを通じたコレクター同士のつながりまで、ポケモンカードをコレクションするリアルが飛び出した。

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Brand in-depth 第5回(前編)毛織物メーカー国島の歩み「昔の技術だけでは、理想の生地は作れない」

ミューゼオ代表の成松が気になる様々な分野のブランドを担われる方々に、ブランドの歴史やブランドを成すものは何なのかを尋ねる連載企画「Brand in-depth」。

今回は、尾州で最も歴史ある毛織物メーカー「国島」代表の伊藤核太郎さんとの対談を行いました。トラディショナルなモノ作りを引き継ぐ一方、新たな技術を取り入れたり時代に合わせたPR活動を考えたり、常に挑戦し続けています。その姿勢は製品にも現れており、国内のテーラーから一目置かれ、海外のラグジュアリーブランドを魅了するほど。

創業172年の歴史や伊藤さんが考えるファッション論、現在注力されている取り組みなどをお聞きしながら、国島の魅力やそこで誕生する生地の奥深さをお伝えしていきます。