プレッピーブームとは?
プレッピー(Preppy)とは、お金持ちの子息の俗称であり、名門私立校のプレパラートリー・スクール(Preparatory School、略してPrep School)を指す言葉の略でもある。
アイビーが大学生中心の着こなしなのに対して、より若々しいカジュアルな着こなしが目立った。ファッションとしてのプレッピーの歴史は古いと言われているが、日本には1979年頃にアイビーと同義語で上陸。当初、日本の場合はアイビーやトラッドという言葉が先行し、「マリンプレッピー」など、プレッピーという言葉は限定的に使われた。
1981年に皮肉を込めて書かれた『オフィシャルプレッピーハンドブック(True Prep: It's a Whole New Old World)』が翻訳され、日本で発売されるとようやくプレッピーという言葉が定着した。
1980年代のプレッピーは、ボタンダウンシャツを重ね着したり、エルエルビーン(L.L.Bean)のビーンシューズをチノパンに合わせたり、素足にデッキシューズを履いたり、上質のアイテムをわざと着崩したり、汚して着たりなど、知性と蛮カラを融合させた着こなしが特徴的であったが、日本ではきれいめのアメリカンカジュアルのイメージが強い。