スワンプ・ミュージックの強者たち③デラニー&ボニー、ジェシ・エド・デイビス、ドン・ニックスetc
なんといってもイギリスのミュージシャン達が一斉にスワンプ化したのはデラニー&ボニーがイギリス公演を行なったことが大きい。ジェシ・エド・デイビスもタジ・マハールをはじめとして多くの英米のアーティストと共演。特にジョージ・ハリスンやクラプトンとの交流からイギリスでの人気も高かった。因みにジョン・レノン版の『スタンド・バイ・ミー』のギターソロはジェシが弾いている。
ジェフ・ベックはドン・ニックスがお気に入りのようで、『ブラック・キャット・モーン』『スウィート・スウィート・サレンダー』の2曲をレパートリーにとりあげている。※第二期ジェフ・ベック・グループの時にはやはりドン・ニックスの作品『ゴーイング・ダウン』もカバー。
こういった英米双方の交流は、ロックの幅をより広げることにもつながった。レオン・ラッセルに見いだされたギタリスト、マーク・ベノも通好みのアーティスト。