トーキング・ヘッズ、ブロンディ、カーズ、キッド・クレオール
トーキング・ヘッズ、ブロンディ。いずれも70年代後半にニューヨークのアンダーグラウンドシーンから出てきて、当初はパンクに分類されていたが、どちらも狭いジャンルに押し込められることなく、多様な音楽性を発揮してブレイク。
トーキングヘッズはイーノとのコラボレーションでアフロビートを取り入れ独自の存在に。ブロンディはデビー・ハリーのコケティッシュなボーカルをいかして時にノスタルジックなポップス色を強調、時に先鋭的なビートでパンキッシュなロックン・ロールを披露。ディスコサウンドまで取り入れる雑食性はなんとしても売れてやるんだというガッツのあらわれ。どちらも今でも十分に鑑賞に耐えうるクオリティを持った作品を多く残している。
トーキングヘッズはすでに解散しているが、ブロンディは現在も活躍中。
もう一つ80年代にとても斬新な風を吹かせたのがカーズ。
基本的にはロックン・ロール、60年代のビートグループの流れをくんだバンドながら、ニューウェイヴ的な乗りがかっこよかった。
キッド・クレオールに関しては俺はラテン版プリンスみたいなとらえ方をしていてもっとビッグになると期待していたのだが・・・。