資料室 各レコード会社の月報 その3 1964~1966年
レコード会社の月報、1964~1966年です。
この時期もレコード産業は発展を続けていますが、1966年度の生産実績の構成比を見ると シングル=67%/LP=17%/コンパクト=16% となっており、需要の中心は45回転のシングル盤だったことが判ります。30cmLP は コンパクト盤と同程度しかありません。 また伸び率で見ると、1963年を100 とした場合、シングル=161/LP=118/コンパクト=231 となり、LPが一番小さくなっています。音質面で見た場合、コンパクト盤は「30cmLPの最も悪い部分のみを切り出したもの」なのですが、そうしたことよりもコスバが重視されていた時代でした。(数値実績は日本レコード協会五十年史による)