Art Zoyd “Génération Sans Futur”

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フランスが産んだ奇才Gérard Hourbette率いるArt Zoyd (「アール・ゾイ」と発音)の3枚目のスタジオ・アルバムです❗️まあ、私もこのバンドの存在は知っていても、その成り立ちや遍歴はよく知らないんですが、「取り敢えず買って聴いてみた」程度ですので、ご勘弁を。このアルバムでは、Patricia Dallio (Piano), Alain Eckert (G), Gérard Hourbett (Vln, Alto), Gilles Renard (Saxes), Jean-Pierre Soarez (Trumpet, Si B), Thierry Zaboitzeff (Violincelle, B, Vo), Daniel Denis (Perc)が参加しています。バンド自体は1969年に結成されてますが、フリー・ジャズとプログレとアヴァンギャルドやエレクトロニカを混ぜてたような音楽を演っています。Art Zoydでは、前述のGérardが亡くなるまでリーダーとして活動していましたが、もう一人Thierry Zaboitzeffもキーマンでした。Thierryは1997年にバンドを脱退していますが、1971年に一緒に活動し、1975年に二人のコンビは完璧になっています。Gérardは2018年5月に亡くなりましたが、少なくともその時期まではパンドは継続していたようです。
それで本作品ですが、所謂「レコメン」系のプログレです。出自はクラシックである為か、より複雑で、またギターよりもヴァイオリンなどの弦楽器や管楽器が音楽の主体を成しており、それ故にか、産業ロックになったGenesisとかPink Floydなどのプログレ・バンドとは一線を画するもう一つの「プログレ」としての存在です。ヴァイオリンとかの音が生々しくて、いつも聴いてるロックのギター至上主義的な曲と違い、どちらかと言うと、クラシックに近い音楽ですね。一時期、流行ったRock In Opposition (R.I.O.:「反対派ロック」と言う意味か?)と言う活動があるのですが、要するは、商業的にビッグになるよりも、そのような音楽産業に対して、自分達の本当に演りたい音楽を演れるようにしようと言う活動です。Art Zoydも勿論R.I.O.に参加していました。なので、これがロックかどうかは別にして、既存の音楽産業とは離れて、やりたいように演ると言う姿勢が伺い知れます。もし、以前に紹介したUnivers Zeroとかが好きであれば、こちらも是非お試しください❗️きっと気にいると思いますよ!

“Génération Sans Futur”
https://youtu.be/mNEaNFolyUo

“Trois Minitures”
https://youtu.be/irxjRyHT0Js

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