資料室 各レコード会社の月報 その5 1970年代

資料室 各レコード会社の月報 その5 1970年代

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レコード会社の月報、1970年代です。

1973年度の生産実績(枚数)の構成比を見ると シングル=50%(微減)/LP=46%(大幅増加)/コンパクト盤=4%(激減)となっており、LP がシングルに肉薄する勢いで成長しているのが判ります。コンパクト盤は、既に過去のメディアとなっています。 また伸び率で見ると、1969年を100 とした場合、1973年はシングル=111%/LP=205%/コンパクト=42% となり、やはりLPが一番の成長メディアだったことが判ります。(数値実績は日本レコード協会五十年史による)

一方、戦前から続いた月報は1970年代前半に姿を消して行きます。メーカーの数も増え、レコード会社にとっては重複コストを削減したかったでしょうし、何よりもユーザーにとって、一冊で全社の新譜が一覧できるレコード・マンスリー系の冊子の方が使い勝手が良かったということでしょう。