月報 東芝(東芝音楽工業) 1970年代

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東芝の月報、1970年代です。

70年5月号では、10周年記念謝恩レコードが限定盤として掲載されています。東芝音楽工業の設立10周年ということで、洋楽 ¥1,200,邦楽 ¥1,000 という特別価格となっていました。

70年8月号ではビートルズのラストLP「レット・イット・ビー」が登場しています。
71年1月号にはピンク・フロイドの「原子心母」が紹介されています。このアルバムはクラシック・ファンにも話題になっていました。月報でのキャッチ・コピーに「プログレッシヴ・ロック」との表記があり、この時代にプログレッシヴという言葉が使われていたことは、注目に値すると思います。

クラシックでは、71年3月号にジャクリーヌ・デュ・プレの弾くチェロ協奏曲が掲載されています。エルガーの方は、国内デビュー盤(AA-7617 1966.7.5)として発売されていたものですが、忘れることのできない名盤だと思います。ディーリアスの方はメーカー直輸入盤として1967年2月に発売されたことがありましたが(ASD-644)、国内盤はこれが初登場となります。

邦楽では、72年8月号に荒井由実さんのデビュー盤「返事はいらない」が紹介されています。ヒットが出るのはもう少し後になってからですね。
72年9月号には、グラシェラ・スサーナさんのアルバムが紹介されています。当時、様々なところでこの方の歌声を耳にしました。

73年9月号にはふたつのライブ盤が載っています。トワ・エ・モワのフェアウェル・コンサート,ラヴ・ジェネレーション・ライヴ・コンサートです。
後者には解散間際のトワ・エ・モワ,これから発展するチューリップ、オフ・コース,この時点ではビッグでなかったシュリークス(イルカさんと旦那さん)等、様々なアーティストが参加しています。

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