RECORD TIMES(日本楽器)1954年

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RECORD TIMES(日本楽器発行) 1954年

日本楽器東京支店(銀座のヤマハ)が発行した冊子です。
すでにご紹介済の「レコードタイムス」とは全く別物です。
サイズはB6に近いですが、横幅がやや大きくなっています

1954年1月号を見ると、中身は新譜紹介のリストのみで、記事やコラム等は
全くありません。ページ数も16しかありません。

がその後、業界ニュース,演奏者の紹介,曲目解説,オーディオ記事等
号を重ねる度にどんどん紙面を充実させて行きます。
高城重躬さんがオーディオ情報を連載されているのも目を惹きます。
個人的には、この方と吉田秀和さんは、
評論家の中でも他者とは同列に語れない存在だと感じておりました。

有料のレコード・コンサートなども開かれていたようで、
LPレコードを優秀な装置で聴くために、電車賃や入場料を払っても行く、
という層が一定数いたということなのでしょう。

RIAAカーブに統一される前のLPのカッティング特性が様々であったことは
良く知られていますが、イコライザー一覧表を見ると、大変驚かされます。

1954年12月号のページ数は58となっています。

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