ロック・ソウルアルバム(名盤80年代編③)
80年代はMTVと打ち込み、シンセ全盛の時代だったとも言える。また、60年代後半や70年代のような音楽にメッセージを込めるというよりも、ポップでダンサブル、明るく享楽的なサウンドが中心。ただ深い思想を持たない分、覚えやすく親しみやすいメロディに注目したということでは、60年代やそれ以前の音楽を純粋にエンターテイメントとしてとらえるといった視点は正しい選択。また、音楽産業がビッグビジネスになったのも80年代の特徴であり、今となってはそれが大きな功罪でもある。売れる音楽=良い音楽という風潮が音楽業界を駄目にした。