MUUSEO SQUARE
ハンドソーン(hand sewn)とは「手縫い」の意味。靴の中底にアッパー(甲革)を吊り込み、ウェルトと呼ばれる棒状の細長い革を巻きつけながらすくい縫いし、最後にウェルトとアウトソールを出し縫いする製法。一方で、甲革部分(アッパー)とソール部分を縫い合わせる「グッドイヤー・ウェルテッド製法」は、1870年代後半のアメリカが起源とされる。ハンドソーンウェルテッド製法は、グッドイヤー・ウェルテッド製法が主流になる以前に頻繁に使用されていた。
靴作りドキュメント第六回 アッパーを木型に合わせる作業「釣り込み」に進みます
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。デザインや型紙の製作などを経て今回はやっと完成したアッパーを木型に合わせて行く作業です。慎重に行いつつもスピードもそこそこ必要という工程。ここで靴の形が固定されます。
靴作りドキュメント第八回 靴を支える「本底(アウトソール)」を手縫いで縫い付けます
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を仕上げるまでをお伝えしています。手作りの靴はなぜ高いのかが少しわかっていただけるかと思います!今回はいよいよ「本底」を縫い付ける「出し縫い」という作業に入ります。
革靴通は知っている、基本の革靴3製法。
革靴の代表的な製法である、グッドイヤー・ウェルテッド製法、マッケイ製法、ノルウィージャン製法。全体重の負荷がかかる靴底部分をいかに縫い、接着するか。この底付けの製法によって靴の強度、はき心地にまで違いが出てくる。それぞれの製法の違い、特徴を解説していこう。
チャーチにエドワードグリーン。グラデーションも美しい革靴ブランドの茶色を独自の視点で解説。
服飾ジャーナリスト飯野高広氏がChurch's(チャーチ)のBracken(ブラッケン)や、Edward Green(エドワードグリーン)のChestnut(チェスナッツ)など、ブランドごとに個性が光る茶色を比較。少しづつ違うレザーの魅力をマニアックに綴ります!
WFGマエストロサロンから新しい靴が生まれる。ビスポーク職人、セイジ・マッカーシーの日々進化する靴作りとは。
World Foot Wear Gallery(ワールドフットウェアギャラリー)2階。マエストロサロンでは丹念に靴のフォルムを確認しながら靴作りをする人、セイジ・マッカーシーさんがいます。日々、改良し進化し続けているという彼の靴作りのこだわりを聞いてきました。
John Lobb(ジョンロブ)が「革靴の最高峰」と呼ばれる理由とは?
現代でも革靴の最高峰とも謳われるJohn Lobb(ジョンロブ)ですが、旧作モデルを今改めて見直してみると、その進化の過程を見つけることができます。今回はミューゼオ・スクエア編集長が愛用するジョンロブのオールドモデルのシューズから、編集長が感じるジョンロブの魅力について語ります。服飾ジャーナリスト・飯野高広さんのより詳しい解説付き!
日本の手製靴の技術を継承する「小笠原シューズ」。時代に媚びない靴作りを貫く
東京の著名な靴店に置かれる紳士靴のビスポークなど最高級品を手がけてきた「小笠原シューズ」。1955年の創業から継承してきた技術から生み出される美しい造形。そして、時代に媚びないディテールからは靴作りへの覚悟と潔さが感じられる。2012年に代表取締役に就任した根岸さんが大切にする靴作りのこだわり、見据える先について服飾ジャーナリストの飯野高広さんが伺った。
ベルルッティ
ロブパリ
ワールドフットウェアギャラリー
グッドイヤー・ウェルテッド
デュプイ
シェル・コードヴァン
ダブルソール
オイルドレザー
月型芯
「革」の特徴を知ることが、「靴」の特徴を知ることにも繋がる
外出する機会も増え、体力不足を感じるこの頃。革靴というタフで優しい相棒を足元に!当連載では、『紳士靴を嗜む』の著者であり、2020年の「靴磨き選手権大会」でMCを務めた服飾ジャーナリストの飯野高広さんが、近年一部の女性の間で評価を得つつある「革靴」について解説していきます。そもそも革靴とはどんなもの?という基本のことから、普段は語られないデザイン・革の種類、いざ履く前の大事なお約束ごと、足のお悩みに合わせた選び方、さらに知れば知るほど面白くなる靴の構造や磨き方など、全7回(もう少し増えるかも)にわけてお届けします。今回は、革の分類とそれぞれの特徴、鞣しの種類、皮から革になるまでの工程など、革靴の見た目、耐久性に関わる「革」について解説してもらいます。
靴作りドキュメント第三回 ここを超えれば8割方完成!? 補正必須の仮靴制作
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…) 今回は前回に引き続き、型紙編。微調整をして完成までがんばります。
靴作りドキュメント最終回!いよいよかかとを付けて靴が完成です!
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…)今回は最後の行程「かかとつけ」と「仕上げ」に入ります。
靴作りドキュメント第四回 靴のイメージに合う革を探しに革問屋へ!
この連載では、革靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…) 今回はデザインイメージに合った革を探しに革問屋さんへ出掛けました。