MUUSEO SQUARE
衿の縫い合わせのライン(ゴージライン)を境に下部分を、下衿またはラペルと呼ぶ。形や幅、ゴージラインの角度、位置などで雰囲気が変わる。V字型の刻みを意味する「ノッチドラペル」、魚の口(フィッシュマウス)とも呼ばれる「セミノッチドラペル」、先のとがった「ピークドラペル」、ピークドラペルの下衿の角度をやや水平にカットした「セミピークドラペル」などがある。幅は平均的な7.5~8.5cm前後(レギュラーラペル)、5cm~7cm前後(ナローラペル)、9~10cm前後(ワイドラペル)に分けられる。
ジャケットを楽しむための小粋なアイテム。胸元を彩るブートニエールとは。
ジャケットスタイルが気になる季節。手持ちのジャケットに小さな彩りを加えるだけで、身につける気分も変わってくるアイテム。それがブートニエール。起源はどこにあるのか、どう楽しむのが粋なのか、ブートニエールを愛用する倉野さんがご紹介。
スーツ・ジャケットの知識が深まる書籍まとめ
ジャケットにまつわる知識を深めることで、自分に合ったジャケット探しやオーダーをする際の糧となってくれることもある!知るほどに面白い、ジャケットへの好奇心を刺激してくれるオススメの書籍と雑誌をご紹介。
実力テーラーが語るスーツ・ジャケット談義。ドレスダウン時代の楽しみ方とは
着なれない人にとっては堅苦しいイメージもあるかもしれないジャケット。実は仕事モードのオンにも休日のオフにも使える、そのうえ羽織るだけで気分も印象も上げてくれる頼れるアイテムなんです。今回は、ジャケットを知り尽くした三賢者が登場!かつて起こった紺ブレブームや、映画007の俳優のかっこいい着こなしまで、話題も豊富にいかにジャケットを楽しめば良いのかを語ります。これを読めばジャケットファッションの系譜までわかるかも!?
テーラー界でも一目置かれる妥協のないスーツ作り。ビスポークテーラー・Dittos。
服飾ジャーナリスト倉野さんも「服作りの真摯な態度には頭が下がる」というほど尊敬しているテーラーが、今回の取材先であるDittos(ディトーズ)の水落卓宏さん。お話を伺うこちらも背筋を正したくなるほど一つ一つ丁寧に、そして論理的に服作りにおいての大切なポイントを解説してくださいました。オーダー通をも唸らせる、水落さんの細部にまで至るこだわりを探ってきました。
スーツやジャケットの各部の名称を写真付きで解説!この部位は何と呼ぶ?
ラペル、ベント、ライニング、ゴージなど、スーツやテーラードジャケットを構成する部位にはそれぞれ呼び名がある。各部の名称を知っておけば、オーダーする際にコミュニケーションが取りやすく、より自分の理想とするデザインに仕立てられるはず。今回は、テーラー・Loud Gardenのクリエイティブディレクター岡田亮二氏に聞いた仕立てる際のポイントを交えながら、ジャケットの部位の名称を写真付きで紹介していく。
イラストでわかりやすく解説!スーツ・ジャケットのパーツとデザイン。
ジャケットを構成しているパーツたち。ラペル、ポケット、フロントなど一つ一つのパーツにもデザインの違いがあり、見た目の印象の変化にも大きく関わってくるもの。カタチの違い、バリエーションを知ったうえで、「さて自分はどれが好みか」を探していくのも楽しいもの。パーツバリエーションをLOUD GARDEN(ラウドガーデン)クリエイティブディレクター岡田亮二氏のコメントも交えつつご紹介。
ジャケットを仕立てるアイデアが浮かぶサンプル8選
スーツやジャケットは、ラペル、ポケット、ベンツ、ショルダー、フロントデザインなどのパーツ、そして生地の組み合わせで無限の広がりをみせる! 今回はオーダーメイドやパターンオーダーのジャケットを愛用する3名のお気に入り私服ジャケットを掲載。ディテールの違いで印象もグッと変わるもの。ノッチドラペル、ピークドラペルなどラペルパーツの違いも写真で比較してみよう。
モッズスタイルを原点に確立された、LID TAILOR(リッドテーラー)根本修流スーツ&ジャケットのスタイルとは。
20年来の仲だという服飾ジャーナリスト倉野路凡さんとLID TAILOR 根本修さん。倉野さん曰く「取材するたびに面白いと感じる」のだとか。今回は根本さん独自のスーツスタイルについてお話を聞くべく西荻窪にあるアトリエへお邪魔してきました。
ナポリ仕立てを独自に昇華。Sartoria Ciccio 上木規至氏が目指す完璧なスーツスタイルとは。
服飾ジャーナリスト・倉野路凡さんが予てから「お話を聞いてみたい!」と熱望していた、ビスポーク専門のSartoria Ciccio(サルトリア チッチオ)の上木規至(うえき のりゆき)さん。テーラリングのこだわりを伺うその前に、お話は上木さんがテーラーを志す意外なきっかけから始まります。
後世に残したいヘンリープールの燕尾服。秘められたストーリーを紐解く
ロンドン在住の音楽家、渡邉さんがイギリスのヴィンテージ事情をレポートする本連載。今回は燕尾服を紹介します。演奏で使用する燕尾服を探して見つけたのは、サヴィル・ロウ最古のテーラー「ヘンリー・プール(Henry Poole)」の名品でした。
ポールスチュアート
サヴィル・ロウ
アイビー
レナード・コーエン
小さ目のアームホール
ノッティンガム
BESPOKEMAN(ビスポークマン)
エドワーディアン
ローファー
J.PRESS
テーラー companie van verre(コンパニエヴァンヴェール)水野隆守。着る人を最大限に美しく見せるシルエットづくりとは。
服飾ジャーナリストの倉野路凡さんが「今、オーダーするならこの人」と推すテーラーが水野隆守さん。今年自身のブランドを立ち上げ原宿にお店companie van verre(コンパニエヴァンヴェール)をオープン。彼ならではの服作りのこだわりを倉野さんがインタビューしました。
コート解体新書:第五回「チェスターフィールドコート」優雅さ際立つ一着
ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる飯野高広さんの連載。第五回は優雅さと清楚が際立つチェスターフィールドコートと、より普段使いに適したボックスコートを取り上げる。よく耳にする「チェスターコート」は、本来の「チェスターフィールドコート」とはまったく異なるもののようで……。
無垢の木のオーダー家具ができるまで —アオゾラカグシキ會社—
家具についてインターネットで調べていると、「クラシックスタイル」といった言葉を多く目にする。どこの地域の「古典的な様式」の家具なのかそこからは読み取れず、ローカルから離れて均質化されきったことを感じさせるが、家具一つひとつには、これまで積み重なってきた歴史や作り手の考えが反映されていることは間違いない。そこを掘り下げると家具をもっと面白がれる軸ができる気がする。