スーツ・ジャケットの知識が深まる書籍まとめ

取材日: 2016年11月12日

文/ミューゼオ・スクエア編集部

スーツ・ジャケットの知識が深まる書籍まとめ_image

ジャケットにまつわる知識を深めることで、自分に合ったジャケット探しやオーダーをする際の糧となってくれることもある!知るほどに面白い、ジャケットへの好奇心を刺激してくれるオススメの書籍と雑誌をご紹介。

紳士服を極めるために是非読みたい! 服飾ジャーナリスト・飯野高広氏の渾身の1冊。

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紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ

服飾ジャーナリスト・飯野高広氏の著書、第二弾。飯野氏が6年もの歳月をかけて完成させたという本作は、スーツスタイルをはじめとしたフォーマルな装いについて、基本編から応用編に至るまで飯野氏の膨大な知識がギュギュギュっと凝縮された読み応えのある一冊。まずは自分の体(骨格)を知るところに始まり、スーツを更生するパーツ名称、素材、出来上がるまでの製法、スーツの歴史やお手入れの方法まで。文化的な内容から実用的な内容まで幅広く網羅しながらも、どのページも飯野氏による深い知識と見解が感じられる濃度の濃い仕上がり。紳士の装いを極めたいならば是非持っておきたい一冊だ。

Book

この一冊があれば、ジャケット素材の知識は完璧⁉︎

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メンズ・ウエア素材の基礎知識 毛織物編

男性の生活に欠かせないスーツやジャケット。デザインや機能性ばかり意識して、何気なく着てしまっていませんか。実はこれまでか、と思うほどメンズ・ウェア素材の奥は深い。種類の多さだけでなく、生地の製造工程などもはやロマンである。本書では繊維や糸の特徴はもちろん、記事の製造工程、素材の品種などオールカラーで詳しく解説。基礎からわかる服地事典、ジャケットを気こなすかっこ良い男への第一歩におすすめの一冊である。

Book

ミリタリーを知らずして、ジャケットファッションは語れない。

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スーツ=軍服!?―スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!!

私たちが普段身につけている洋服のスタイルは、実は驚くほどミリタリーに由来するものが多いことをご存知だろうか。服飾全体をリードした軍服の歴史と、おなじみのスーツやジャケットなどのファッションにどのように影響を与えているかを時系列に解説しているため知識を網羅することができる。服飾の歴史と軍事の歴史の知識が豊富な著者にしか書けない至極の一冊。見出しも多くサクサクと読み進めることができ、イラストが豊富なため初心者でも非常に理解を深めることができる。

Book

女王御用達のデザイナーが語る紳士服の歴史や哲学に魅了される。

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ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服

女王御用達のデザイナー、ハーディ・エイミスが語る紳士服の歴史や、着こなしの哲学、そしてイギリス人のダンディズムまで理解できる。何と言っても紳士服の書籍としては内容の濃さが桁違いである。ウィットなエイミスの語り口調で書かれているのも魅力で、正装から普段着までの英国式の着こなし術がわかるためスーツ好きの人はもちろん、初心者の人でも大変参考になる一冊である。

Book

美麗なジャケット写真の数々。一生の相棒と出合える一冊。

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Free & Easy (フリーアンドイージー) 2013年 12月号 [雑誌]

かっこよく生きるためのライフスタイル提唱雑誌として人気を博したFree & Easy (フリーアンドイージー)の「価値のある服」特集。この巻ではツィードジャケットのコンテンツの力の入れようがとにかくすごい。圧倒的な取材量に有名テーラーが監修するコラムなど、盛りだくさんな内容となっている。美麗写真も多く、見ているだけでジャケットが欲しくなること間違いなしの一冊である。

Book

イタリアのナポリを舞台に、若き天才仕立て職人が腕を振るう人気漫画。

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王様の仕立て屋―サルト・フィニート (1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

仕立て職人が主人公という一風変わった漫画で、さまざまな依頼人からの難しい注文をこなしつつ、依頼人の抱える問題をも解決していくというストーリー。1巻ではマフィアの時期ボスを決めるためにスーツのオーダーの依頼を受けるが、スーツに関する解説は端的でとてもわかりやすい。まさに気軽にスーツや仕立てに関して学びたい人にはぴったりの漫画である。28巻では丸々一冊がマフィアの後継に関わるスーツのオーダー依頼に関する話である、スーツに関する知識はももちろん、マフィアの抗争という緊張感のあるストーリー展開を楽しむことができる。

Book

一冊でスーツの買い方と着こなしが身につく!

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一流の男だけが知っている 賢いスーツの買い方

ビジネススーツを賢く買うための知識やノウハウがつまった一冊。

著者はこれまで8万5000人の服飾指導をおこなってきた経験を持つしぎはらひろこ氏。自身が指導を行ってきた体験談を交えながら書かれており、具体的でわかりやすい内容となっている。ビジネスの場におけるスーツの着こなしのルールから取り上げているので、新入社員やこれまでスーツの着こなしに気を配っていなかった人でも読み進めていける。タイトルでは「賢いスーツの買い方」となっているが、スーツだけでなくシャツの選び方、ネクタイの結び方、ショップスタッフとの会話の方法も掲載されている。

一冊を通して読むと、賢いスーツの買い方に加えてビジネスの場にふさわしいスーツスタイルの知識もつけることができる。

【目次より抜粋】
◆第1章◆ビジネススーツは、センスではなくルールに従って買いましょう
01…店に行く前に知っておきたい、ビジネススーツ選びのポイント
02…スーツを買う「目的」を販売員に伝えましょう

◆第2章◆スーツの前に、まずシャツを買いに行きましょう
03…シャツは何枚持っていればいいのでしょうか?
04…3900円のシャツを買いに、スーツ量販店に行ってみましょう
05…百貨店でパターンオーダーのシャツをつくってみましょう

◆第3章◆いよいよスーツを買いに行きましょう
06…ビジネスマンに必要なスーツは、これだけです
07…まずはスーツの試着に行きましょう
08…百貨店で7万円の勝負スーツを買いましょう
09…スーツ量販店のイージーオーダーで5万円のスーツをつくりましょう
10…スーツ量販店で3万円の既成品を買ってみましょう

◆第4章◆コーディネートを左右するネクタイ、靴……などの揃え方
11…ネクタイは自分で選ぶものです
12…ネクタイはワイン系とブルー系の2パターンを持ちましょう
13…靴、ベルト、バッグは2系統で揃えましょう

◆第5章◆ネクタイ不要なオフィスが増えている!? 失敗しないジャケパンスタイルの基本
14…ビジネスで相手に好感を持ってもらうジャケパンスタイル
15…ジャケパンスタイルにふさわしいシャツを買いましょう
16…夏こそ「ジャケパン」スタイルをおすすめします

Book

アイビーを知っているか?

File

絵本アイビー図鑑 The Illustrated Book of IVY

<対象>
アイビーの着こなしを取り入れたい方向け。
アイビーとはどういったスタイルなのかをイメージするのに役立つ一冊。

<学べる内容>
アイビーの服装の基本と、定番のメンズファッション

イラストレーターであり、メンズファッションの時代変遷を見てきた穂積氏が描く、アイビースタイルを学べる一冊。アイビーの基本から、レイヤード、フォーマル、はたまた和服のたたみ方まで、アイビー図鑑という言葉では収まらない服飾図鑑といった内容になっている。服装の解説は、文章に加え穂積氏が描くキャラクターによって行われる。表示にもある漫画っぽいテイストのイラストがほとんどのページ(なんとオールカラー!)に渡って描かれている。歴史やライフスタイルにはほとんど触れておらず、アイビーの服装とはどういうものかに特化している。今なお定番として受け継がれるアイビースタイルを学ぶと、洋服を選ぶのがより一層楽しくなりそうだ。

Book

日本のファッション文化史に残る名著

File

AMETORA(アメトラ) 日本がアメリカンスタイルを救った物語 日本人はどのようにメンズファッション文化を創造したのか?

<対象>
日本のファッションを理解したい服飾関係者向け

<学べる内容>
日本のファッション文化史

アメリカで話題を呼んだ書籍『Ametora: How Japan Saved American Style』の翻訳版。アイビーがなぜ日本に根付いたのか、なぜジーンズが日本で流行ったのかなど日本が経てきたファッションの歴史を紐解く一冊。流行ったという歴史をたどるだけではなく、その背景、例えば洋服を売る企業側の戦略も取り上げられており、具体的で考察も深い。今後のファッション参考文献の多さからも察することができるように、著者が数々の文献を読み解き、しっかりとインタビューを行ってきたことが推察できる内容。日本のファッション文化史を理解するならこの本をまず進めるであろう、歴史に残る名著。

【目次】
イントロダクション 東京オリンピック前夜の銀座で起こった奇妙な事件
第1章 スタイルなき国、ニッポン
第2章 アイビー教――石津謙介の教え
第3章 アイビーを人民に――VANの戦略
第4章 ジーンズ革命――日本人にデニムを売るには?
第5章 アメリカのカタログ化――ファッション・メディアの確立
第6章 くたばれ! ヤンキース――山崎眞行とフィフティーズ
第7章 新興成金――プレッピー、DC、シブカジ
第8章 原宿からいたるところへ――ヒロシとNIGOの世界進出
第9章 ビンテージとレプリカ――古着店と日本産ジーンズの台頭
第10章 アメトラを輸出する――独自のアメリカーナをつくった国
謝 辞
注釈と出典
参考文献
索引

Book

スーツのオーダー前に目を通しておきたい

File

永久保存版 「スーツ」着こなし事典 (AERAムック)

<対象>
初めてスーツをオーダーしようと考えている人

<学べる内容>
スーツのディテール、国ごとのスーツスタイルの特徴、革靴やコートも含めたトータルでのスーツの着こなし

ラペル(襟)の形状の種類や、スーツ生地のことなどスーツをオーダーする時に知っておきたい情報が詰まっている。スーツの形を3種類(ブリティッシュ、アメリカントラッド、クラシコイタリア)に分けてそれぞれのスタイルの特徴を取り上げている。スタイルごとの細かいディテールについては詳しく触れられていないが、それゆえ読み進めていきやすい内容になっている。タイトルだけ読むとスーツのみ取り上げられているのかと思うかもしれない。革靴やコート、カバンにもスーツと同様の内容が掲載されている。スーツのディテールを解説している本は数あるかもしれないが、トレンチコートの細部を解説している本はそうないのではないだろうか。ビジネスマンがスーツを着る時に気にしておきたいポイントが網羅されている一冊。

<目次>
【CHAPTER.01】スーツ、ジャケット&パンツのディテール
スタイル/ディテールの名称/ショルダー/ラペル/ジャケットのポケット/カフ/ベスト/フロントボタン/ステッチ/ベント/パンツのポケット/プリーツ/パンツの裾/ストラップ/シルエット/構成要素/フィッティング …etc.

【CHAPTER.02】スーツ、ジャケット&パンツの素材
秋冬向けの生地/春夏向けの生地/ストライプ柄/チェック柄/その他の柄/ミルとマーチャント …etc.

【CHAPTER.03】シャツ&タイ
ディテールの名称/襟型/袖型/前立て/ボタン/素材/フィッティング/Vゾーン構成術/タイの結び方 …etc.

【CHAPTER.04】革靴
潮流/構造/意匠/トゥの形状/穴飾り/コバ/ソールの形状/ソールの素材/細部の技巧/アッパーの素材/フィッティング/ひもの結び方/お手入れの基本 …etc.

【CHAPTER.05】鞄
スタイル/ディテール/素材/工程 …etc.

【CHAPTER.06】アウターウエア
スタイル/丈/ライン/襟型/袖型/前合わせ/ポケット/ディテール/素材 …etc.

【CHAPTER.07】スーツの着こなし
チェックポイント/Q&A/フォーマル …etc.

Book

やっぱり僕らは紳士に憧れるんだ

File

紳士の名品50

<対象>
紳士に憧れる男性

<学べる内容>
ダンディズム溢れる50の商品

紳士にふさわしい商品を紹介するエッセイ。ジャケットなどの身にまとうアイテムから、小物、インテリアまで幅広く取り上げている。紳士というとイギリス製品ばかりが掲載されているのかと思いきや、竺仙の浴衣に桃太郎ジーンズなど、日本産のものも10点ほど取り上げている。美しい写真と製造背景まで踏まえている文章からは、「ただ買って満足するのではなく、その製品の背後にある魅力を感じ取ってください」と言われているよう。著者はダンディズム研究の第一人者である中野 香織氏。

Book

アメリカントラッドの全体像が掴める

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official AMERICAN TRAD HANDBOOK(オフィシャル アメリカン・トラッド・ハンドブック)

<対象>
アメトラに興味がある人

<学べる内容>
アメリカントラッドの全体像

アイビーリーグ、プレッピー、リアル・トラッド、プリティッシュ・アメリカンから成り立つアメリカントラッドスタイルの全てを解説したのが本著。スーツ、ブレザー、ジャケット、スラックス、ショーツ、コート、カジュアルアウトウエア、シャツ、セーター、靴、ネクタイ、そしてアクセサリーまで、トラッドマンが抑えておきたいアイテムについて、豊富な解説が載っている。50年に渡りアメトラを見続けてきた伊東氏だからこそ書けた内容ではないだろうか。「アイビーとはこうあるべきだ!」と押し付けるのではなく、伊東氏の知識や経験に基づくアメトラ像が書かれている。

Book

コートの製作にチャレンジしてみる?

File

男のコートの本

<対象>
服飾関係者向け

<学べる内容>
コートの歴史。コートの作り方

メンズコートが自作できるようになる一冊。コートの中でもベーシックなPコート、トレンチコート、ダッフルコート、ステンカラーコートのデザインを紹介している。著者は東京コレクションにも出場した経験を持つ嶋崎 隆一郎。掲載されているコートは嶋崎氏が製作したもので、パターンが掲載されている。トレンチコートとダッフルコートは実物大サイズのパターンが付属。パターンだけではなく手順も詳細に綴られており、ある程度の採寸、縫製の知識があればコートが作れてしまうのではないだろうか。細かいパーツの話も豊富に収録しているので、読むだけでもコートに関する知識が付く。

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